このアーチ状のモジュールで構成された不思議な建築物は、著名な建築家である藤本壮介氏が、中東の某都市の為に提案した、複合商業施設のための概念的なマスタープランです。文教地区と金融の中心地の間に位置する、このモジュラー複合体は、「伝統的な市場の活気に満ちた雰囲気と活気資質」だけでなく 時代を超越した「ヴァナキュラーイスラム建築の本来の美しさ」を再解釈した複合都市です。
【出典元】
→Sou Fujimoto Proposes “Mirage-Like” Landmark for Middle East
藤本壮介氏が提案するこのビルは、イスラム圏の伝統的な建築様式を取り入れた 3〜12メートルまでのアーチモジュールで構成された新しいタイプの高層建築物です。
建物内部の様子です。アーチ状のモジュールが織りなす光と影が不思議な景観を作り出しています。
内部構造の概念図です。
現在、新興国を中心に高層建築物が増加してますが、ある意味世界中の都市が均質化、没個性的な都市が増えている様な気がしていました。藤本壮介氏が提案するイスラム圏の伝統的な建築様式を取り込んだコンセプトデザインを見ていると、現在の高層ビルに要求される機能性、快適性と、各地の建築様式を両立させた、新しいタイプの高層ビルが増えていくのでは無いでしょうか?日本でも木に竹を接ぐ様なデザインではなくい、和のテイストを持った本物の和風高層ビルが建設される日がくるかもしれませんね。
無政府状態
自分勝手ばかりがまかり通ると、社会は無秩序状態、無政府状態になってごろつきや暴力団がはびこり、住民も武装して自警しなければならなくなります。七人の侍(一九五四年 黒澤明)、の世界です。保安官を雇っても平和には程遠く、軍隊と警察を持つしっかりした政府が…
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日本中でもどこに行っても、特に駅前や繁華街は没個性な街並みが広がっていますね。
和風テイストの高層ビルは是非見てみたいですが、商業ビルの大部分を占める低層の無個性な雑居ビルも少しはデザインを考えてほしいものです。
取り壊されてしまいますが新歌舞伎座のようなデザインは日本の建築の特徴を取り入れたビルとして参考に出来ます。
あるいは町家風の5,6階建ての建物があったりしても風情があって面白いと思います。