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ゲンティンの最高級IR「リゾートワールド・ラスベガス」がオープン!コロナ禍を乗り越え前に進むアメリカを象徴!


出典:https://www.rwlasvegas.com/

マレーシアに本社を置き、シンガポールなどに拠点を持つ世界的なIRオペレータ「ゲンティン・グループ」が43億米ドル(約4650億円)を投じたラスベガスの最高級IR「リゾートワールド・ラスベガス(Resorts World Las Vegas/RWLV)」が、2021年6月24日にオープンしました。ラスベガスでは、2009年のシティセンター以来、実に12年ぶりの大型IRの誕生となります。

リゾート・ワールド・ラスベガス(以下、RWLV)は、スターダスト(the old Stardust)の跡地約36万㎡の敷地に開発された最新鋭のIRで、コンラッドやクロックフォーズなど3つの高級ブランドホテルに、ストリップ最大のプールや最大5,000人収容のホールなどを備える、ラグジュアリー感を売りにした施設です。

RWLVは3,506室のホテル客室、40軒以上のダイニング、最大5,000人収容可能なコンベンションホール、6,500㎡の専門店街、23,000㎡の会議および宴会スペース、22,000㎡のプール施設、10,900㎡のカジノ等で構成されています。RWLVの収益の75%は、ライブ・エンターテインメントやレストランなどのノン・ゲーミング・オプションから得られると予想されています。

【出展元】
Resort World Las Vegas

 

 

ヒルトン系の3つのホテルが入居


出典:https://www.rwlasvegas.com/

RWLVの超高層ホテルタワーは59階建てで、ヒルトンとのパートナーシップによるマルチブランド契約により、3つのホテルが入居し、合計3,506室の客室を備えています。

ホテルは「コンラッドホテルズ&リゾーツ」、「ヒルトンホテルズ&リゾーツ マーキーホテル」「クロックフォーズ LXRホテルズ&リゾーツ」の3施設でそれぞれが独自のエントランスとロビー、個性的な客室とスイートルームを提供してます。

1:コンラッドラスベガス(1,496室)世界最大のコンラッドホテル
2:ヒルトン(1,774室)
3:クロックフォーズルーム&スイーツ(236室)LXRホテル&リゾーツの高級ホテル

 

 

米国最大級の屋外LEDスクリーンを設置!


出典:https://www.rwlasvegas.com/

タワーの外壁には米国最大級のLEDスクリーンが設置されました。ウエストタワー(写真左)には、高さ約89.6m、幅約103.6m、面積約9,300㎡の巨大なLEDスクリーンがあります。このLEDスクリーンは南を向いており、やや透明なアルミメッシュで作られているため、ホテルの宿泊客は窓の外を見ることができます。

 

 

 


出典:https://www.rwlasvegas.com/

イーストタワーには、高さ約91.4m、幅約19.5、面積約1,800㎡のLEDスクリーン(写真の細長い方のスクリーン)が設置されています。このスクリーンでは、リゾートのプロモーションを行うだけでなく、世界最大級の屋外広告会社「Clear Channel Outdoor」との提携により有料広告を提供します。

 

 

 

暗号通貨におサイフケータイ対応の次世代カジノ


出典:https://www.rwlasvegas.com/

次世代を謳うカジノフロアには1,400台のスロットマシン、117台のテーブルゲーム、ポーカールーム、スポーツブックがあり、様々な最新技術が導入されました。

RWLVでは、ジェミニ(Gemini)との提携により暗号通貨を受け入れており、コナミゲーミングやインターナショナル・ゲーム・テクノロジーなど5社と提携し、おサイフケータイを使ったスロットやテーブルゲームでのキャッシュレス・ギャンブリングを提供しています。また、テーブルゲームのチップには、同リゾートのロイヤルティプログラムの一環として、トラッキングを目的としたRFID技術が使用されています。

 

イーロンマスクが手掛ける『LVCCループ』の駅を設置

 


出展:LVCC — The Boring Company

RWLVは、スペースX社の創業者であるイーロン・マスク氏が開発した地下トンネルシステム『LVCCループ』の駅が設置され世界最大級の『ラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)』と数分で結ばれてます。

【出典】
LVCC — The Boring Company

 

 

米国経済復活を示す象徴的な出来事


出典:https://www.rwlasvegas.com/

ラスベガスでの大型IRのオープンは、ワクチン摂取が進みコロナ禍から急速に立ち直っているアメリカを象徴するな出来事と言えます。リゾート・ワールド・ラスベガスの社長、スコット・シベラ氏は「デスティネーションとホスピタリティ業界にとって、非常に困難な年であったラスベガスの復興の一翼を担いたいと考えています」と語りました。ゲンティンは横浜IRに名乗りを上げており、同社がIR事業者に選定されれば、横浜に「リゾートワールド」がオープンするかもしれませんね。

 

2 COMMENTS

三刀流

横浜市長選挙(8月投票)はIR「見送り」や「反対」の候補者ばかりで、IRを推進する候補がいないそうです。
当選すれば豹変する政治家もいるので何とも言えませんが、横浜のIRが後退しているように見えます。

アリー my dear

いやあ……アメリカってやっぱりすごいなあ(;゜∀゜)、というのが率直な感想です(*´∀`)

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