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世界で最も高いハイブリッド木材タワーがシドニーに計画中【2025年完成予定】



コンクリートやスチールの二酸化炭素排出量の多さに加え、持続可能なデザインを重視する傾向が強まっていることから、建築家は建築材料として木材を採用する傾向が強まっており、世界中で多くのハイブリッド・ウッド・タワーが誕生しています。そんな中、ソフトウェア会社のアトラシアンは、世界で最も高いハイブリッド・ウッド・タワーとなる新本社の計画を発表しました。

【出展元】
World’s tallest hybrid timber tower set for Sydney

 

 

ここ数年、デザイナーのスケッチブックには目を見張るような木材タワーが次々と登場し建設が始まっています。バンクーバーにある坂茂氏の19階建てのテラスハウスやカナダのアースタワーなどは、ここ数年の間に発表された世界で最も高いハイブリッド・ティンバー・タワーとして知られています。

 

 

 

アトラシアンの新本社は、ニューヨークのSHoP社とオーストラリアのデザイン事務所BVN社の協力のもとに設計され、40階建て、180mの高さを誇ることになります。アースタワーの最終的な階数や高さは未定ですが、40階建てになる可能性もあります。

“アトラシアンの共同創業者で共同CEOのScott Farquharは次のように述べています。「私たちが建設するスペースは、非常に持続可能で柔軟性の高いものになるでしょう。”今日のものではなく、明日の世界に向けて、未来の仕事のために作られたものになるでしょう。」

 

 

 

40階建てのアトラシアン本社の下層階には480床のホステルがあります。残りのスペースは、約4,000人のアトラシアン社員を収容するために使用されます。建物全体には、大きなテラスを含む屋内外のスペースが混在しており、自然換気を最大限に活用してエネルギー需要を低く抑えるように配置されています。

 

 

 

ガラスとスチールのファサードにはソーラーパネルが組み込まれ、アトラシアンの新本社は従来のビルよりも50%のエネルギー使用量を削減し、建設プロセスでは50%の二酸化炭素排出量を削減する予定です。新本社は、オープンしたその日から再生可能エネルギーのみで運営される予定です。

 

 

 



アトラシアンの新本社はシドニーの新技術地区に位置し、州政府は約25,000人の労働者を誘致することを期待しています。建設は来年開始予定で、タワーは2025年の完成を予定しています。

1 COMMENT

ぷんぷい

サムネイルだけ見て、一瞬梅田かと空目してしまいました。。。

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