阪急阪神ホールディングスは2021年3月31日付けのニュースリリースで、新型コロナの影響で厳しい状況が続く中、大阪新阪急ホテルなど6ホテルの営業を2021年度〜2025年度にかけて、順次、終了すると発表しました。営業終了の対象となる施設は、第一ホテルアネックス(東京)、第一ホテル東京シーフォート(東京)、吉祥寺第一ホテル(東京)、梅田OSホテル、千里阪急ホテル、大阪新阪急ホテルです。2021年度から順次営業を終了し、大阪新阪急ホテルは2024年度末ごろ、千里阪急ホテルは2025年度末ごろの閉鎖となります。
【出展元】→連結業績予想の修正及び個別決算における特別損失の計上に関するお知らせ

これにあわせて阪急阪神ホテルズは従業員数を現在の2300人から800人減らし、25年度初めに約1500人とします。 新型コロナの影響で宿泊客数が大幅に減少したほか、今後も外国人観光客の回復が見通せないとしていて、採算がとれないホテルを整理し、固定費の削減を推し進める方針です。阪急阪神ホールディングスの大塚順一 執行役員は、会見で、「今回の構造改革でホテル事業の体質を強くし、グループ全体のコロナ禍からの回復のピッチを上げていきたい」と述べ、早期の黒字化を図りたい考えを示しました。


