広島市は、2021年3月31日に同市が中区の中央公園広場で進めているサッカースタジアム建設計画で、優先交渉権者に大成建設を代表企業とする「C共同企業体」を選定したと発表し、最新のスタジアムイメージを公開しました。
同市の有識者審議会が4つのアイデアを審査し、JVの提案が最高点を獲得、松井一実市長に答申しました。市は今後「C共同企業体」と優先的に交渉を進めます。
C共同企業体(以下、JV)は大成建設ほかに、フジタ、東畑建築事務所、シーケィ・テック、広成建設、復建調査設計、あい設計、環境デザイン研究所で構成されています。ちなみに、環境デザイン研究所は、マツダスタジアムを設計した建築家が会長を務めています。
【出展元】
→新サッカースタジアム優先交渉権者が決定しました!スタジアムイメージを公開中!!
→広島市>都市整備局 スタジアム建設部
JVが示したスタジアムのイメージは、四隅を大きく空けた開放的なデザインが特徴的です。観客スタンドと選手がプレーするフィールドを近くして臨場感を高める最新の設計で場内を一周するコンコースを設け、買い物をしながらどこでも観戦できるようします。
新スタジアムは、試合のない日にも賑わいを生み出すため、2本の自由通路を整え、市民の散策路となります。
東側の広場エリアとの間をアクセスゾーンとし、イベントを催せる「スパイラル広場」やミュージアムなどの多機能施設が設けられます。広場エリアには、既存の植栽を生かした「平和の森」などが整備整備されます。
新スタジアムは2024年の完成を目指し、広島市は今年4月から価格交渉に入り、5月に仮契約を結ぶ予定です。総事業費は271億円。収容人員約3万人を予定。広場エリアを含めた年間の利用者を270~310万人と見込んでいます。
各地に新しい魅力的なサッカースタジアムが増えつつあって、うれしいものです。