北港テクノポート線(コスモスクエア~夢洲)のインフラ外部の整備を担う大阪港トランスポートシステムは、2022年4月27日付けのニュースリリースで、2025 大阪・関西万博や大阪 IR をはじめとする国際観光拠点の玄関口となる (仮称)夢洲駅内部の基本デザインが決定したと発表しました!
夢洲駅については昨年10月に「夢洲駅デザイン委員会(下記参照)」を設置し、これまで3回の委員会を開催しを検討を重ね今回の発表にいたりました。今後、決定デザインを(仮称)夢洲駅内部の建築実施設計に反映し、着工に必要な手続きを進めるとの事です。
【出展元】
→ 北港テクノポート線(仮称)夢洲駅の基本デザインを決定しました。
デザインコンセプト『移世界劇場』
受け継がれてきた日本の伝統文化の要素を取り入れながら 新たな技術・デザインを融合させ、これからの日本文化を展開する“移世界劇場”をつくります。
◆コンセプトを実現する 空間演出の手法
・動きで魅せる 生命の多様性
・日本の技術と文化 で紡ぐ未来
・新しい移動のカタチ 挑戦する夢洲
1:おもてなしのこころ 折形・折り紙:折り紙天井⇒世界に誇る運行ダイヤ を折り紙で発信
2:多様性を受け入れる 世界を映す鏡:鏡面・ゆらぎ ⇒多様な素材で 多様な動きを映す
3:空間へいざなうシンボル:灯り ⇒未来への玄関口 移世界に導く門型の光
4:モノを”大切にする精神 :素材を活かす ⇒素材の良さを活かす この場所らしさを大切に
5:相手を思いやる 柔軟性:運営・演出 ⇒運営フェーズに合わせた演出。運営来訪者の楽しみとなる
改札前広場
駅前広場は、通路長は約190m 通路幅:約17m(旅客の利用部分)。折り紙天井を半円状につなぎ改札前広場の広がりを表現します。改札上部には状況に応じたサインを表示し、遠くからも視認できる可変サインを組み込んだゲートを設置。天井を引き立てる床面のグラデーション、2つの天井形状を組み合わせ、動きのある空間を形成。また、将来の変化(IR時)を考慮したシンプルな壁面とします。
コンコース階
全長160mのコンコースは、2種類の形状の折り紙天井を組み合わせて構成 。片側に 60m×3mの大型サイネージを設置し、夢洲の3つ のフェーズに対応したコンテンツを展開します。床は滑りにくい磁器質タイルを用い、天井に映り込む中央 部を白く、壁に向かい濃い色となるグラデーションを表現。異世界に導く門型照明や、外側にいくほど濃くなるグラデーションなどで空間に広がりを創り出します。
ホーム階
ホーム階は、両端の軌道部は黒く塗装、中央部の折り紙天井は明るく照らし、ホームを浮かび上がらせるデザインとします。 ホーム中央の門型に照明を配置することで、移世界へ導く門型照明『光のゲート』をくぐりエスカレータ・階段へと進む移動体験を演出。折り紙天井は、メンテナンスが容易でリサイクルが可能なアルミを使用し、人々の動きと大阪の技術を演出します。
駅サインを際立たせるライン 照明も必見
東大阪の金属加工技術等、大阪の技術を結集した『折り紙天井』を中心に 天井・壁デザイン、壁面の色彩、ワンポイントモチーフを入れた、地域との文脈を考えたデザインとなっています。大阪関西万博まであと3年あまりとなりましたが、2025年を目指して街が変わりつつあります。
変な「ひらがな書き」「カタカナ書き」の駅名にならずに良かったです。