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【アメリカ館|大阪・関西万博2025】“美しき米国”を体感!宇宙・文化・食で巡る圧巻のパビリオン体験、『月の石』も再登場!


2025年大阪・関西万博に出展するアメリカ館が、ついにその全貌を現しました。テーマは「美しき米国(The Great United States)」。精神、独創性、風景、イノベーションといったアメリカの本質を、映像・展示・文化・食のすべてを通じて体験できる、没入感あふれるパビリオンとなっています。

木と光が織りなす建築デザイン


アメリカ館は、木造の三角形の建物2棟と、それに並行して配置されたキューブ構造が特徴です。建物の内側には向かい合うように2面の大型LEDスクリーンが設置され、中央の通路は「映像の峡谷」として構成されています。

高さ約9.45mのLEDには、アメリカ各地の象徴的な風景や文化映像がダイナミックに映し出され、建築そのものが“体験”となる空間です。設計はルイジアナ州のTrahan Architects、施工はESグローバル社とAlchemy社が担当しています。

スパークと巡る没入型の展示ゾーン


館内では、公式マスコット「スパーク」がナビゲーターとして活躍。BRCイマジネーション・アーツ社が手がけた5つの展示ゾーンを、約25分のツアー形式で巡ります。


  • 交流ゾーン:米国の教育・研究・文化交流プログラムを紹介。実際の参加者の声とともに、リアルな体験に触れられます。

  • イノベーションゾーン:農業技術、ナノテクノロジー、医療など、米国の創意工夫が社会に貢献する実例を展示。

  • 旅ゾーン:50州、DC、米領土を舞台にした没入型映像で、日常と非日常のアメリカを体感。

  • 宇宙ゾーン:アポロ計画からアルテミス計画まで、米国の宇宙探査の歴史と日米協力をわかりやすく紹介。

  • 「打ち上げ:月へ、そしてその先へ」:NASAロケット打ち上げの再現映像を大型LEDと音響で体感。スパークと共に宇宙の旅へ出発します。

展示の最後には、1970年の大阪万博にも展示された「月の石」が登場。半世紀を超える日米の絆が象徴的に描かれます。

宇宙をテーマにしたアメリカンレストラン


館内には、フルサービスのレストランが併設されており、食体験もまた展示の延長として楽しめます。運営はリビングホスピタリティ社が担当。内装にはハッブル宇宙望遠鏡やジェイムズ・ウェッブ望遠鏡のモチーフが取り入れられ、非日常感を演出しています。


注目メニュー(宇宙×郷土料理)

  • オーロラ・アラスカ・サーモン・バーガー
     アラスカ産サーモンを使用し、オーロラのように清らかな北の味わいを演出。ディルや野菜を添えた爽やかな一品。

  • プルドポーク・ネブラ
     アメリカ南部の定番「プルドポーク」を宇宙の星雲に見立てたジューシーで濃厚なバーガー風メニュー。

  • ステラ・メーン・ロブスターロール
     メーン州名物のロブスターロール。バター香るプリプリのロブスターを、トーストパンで豪快にいただく贅沢な逸品。

ネーミングや演出は宇宙風でも、ベースはしっかりとしたアメリカ郷土料理。テーマ性と本格的な味の両立が光る、アメリカ館ならではのグルメ体験です。

多彩な文化パフォーマンスも毎日開催


メリディアン・インターナショナル・センターとの連携により、音楽・舞踊・アートなど日替わりで文化プログラムが展開されます。出演予定のアーティストには、以下のような多彩な顔ぶれが予定されています。


  • ニューメキシコ州:先住民フープダンサー

  • ニュージャージー/ニューヨーク州:ジャズバンド

  • メリーランド州:R&Bシンガー

さらに、米軍音楽隊や大学生ミュージシャンも参加し、アメリカ文化の“今”をライブで体感できる貴重な機会となります。

89名のユースアンバサダーが来場者をサポート


アメリカ館では、全米45州とDCから集まった89名のユースアンバサダーが、展示案内や来場者との交流を担います。彼らは20以上の言語に対応し、米国の教育・文化交流・ホスピタリティの精神を体現する存在です。人と人とのつながりを重視する米国の価値観が、まさに“生きた展示”として表現されています。

総括:アメリカという物語を、体験する

 

建築、展示、食、文化、そして人。それぞれが独立しながらも、一つのメッセージに向かってつながっている――アメリカ館は、そんな「立体的な物語」のような空間です。スパークとともに巡るこの未来志向の舞台で、想像力と対話が交差し、新たな発見が生まれることでしょう。

過去記事

大阪関西万博『アメリカ館』デザイン発表!「わび・さび」から着想を得たデザイン、2面の巨大LEDビジョンに米国の名所を放映!






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