NEXCO西日本(西日本高速道路)は2017年9月1日付のニュースリリースで、建設中の新名神高速道路(E1A) 高槻JCT(ジャンクション)・IC(インターチェンジ)~川西IC間(延長26.2km)を2017年11月に開通すると発表しました。また、この区間に設けられるICやPAは、高槻JCT・IC、茨木千提寺IC、茨木千提寺PA、箕面とどろみIC、川西ICでいずれも正式名称として発表されました。
NEXCO西日本では高槻JCT・IC~川西IC間の開通により、周辺地域のアクセス向上や地域産業の活性化、観光の活性化を見込んでいます。また、この区間につながる川西IC~神戸JCT間(延長16.9km)は2018年春頃(2017年度末)の開通予定としており、高槻JCT・IC~神戸JCTが開通することで、中国自動車道 宝塚トンネル付近、名神高速道路 大山崎付近で起きている渋滞解消が期待されます。
【出典元】
→NEXCO西日本>E1A新名神高速道路(高槻JCT・IC~川西IC間)は平成29年11月に開通します
【開通時期】
1)高槻JCT・IC~川西IC
大阪府高槻市宮が谷町~兵庫県川西市西畦野(延長26.2km)
2017年11月
2)川西IC~神戸JCT
兵庫県川西市西畦野~神戸市北区八多町(延長16.9km)
2018年度春頃(2017年度末)
E1A新名神高速道路(近畿自動車道 名古屋神戸線)は、E1名神高速道路等と交通機能を補完す ることにより、高速道路本来の機能を高めるとともに、沿線及び西日本の更なる発展に寄与することを目的とした、名古屋市を起点として神戸市に至る延長約174kmの高速道路です。今回の開通区間は高槻JCT・IC(高槻市宮が谷町)~神戸JCT(神戸市北区八多町)延長43.1㎞、車線数は開通時4車線(完成時6車線)で、新名神の京阪神大都市圏エリアの西半分が開通する様なイメージです。今回の開通により、中国自動車道の宝塚付近の慢性的な渋滞が緩和される事が期待されます。
残る第二区間(東側区間)、高槻JCT〜大津JCTの早期開通が本当に待たれます。現在はE1名神高速は慢性的に、ラッシュ時期にはそのバイパスであるE88京滋バイパスまで渋滞が発生る有り様なので、この区間の新たな幹線軸の建設は必須です。しかし、この第二区間は10年間工事が凍結された為、完成時期が大幅に遅れる事になりました。着工凍結のきっかけは、道路関係四公団民営化推進委員会の委員だった猪瀬直樹氏(元・東京都知事)が2002年に提出した意見書で、建設を見直すように当時の小泉首相に求めたからです。「京滋バイパスが事実上の第二名神(新名神)で建設する必要はない」との発言もありました。その為、東側区間は全通は2023年の予定となっています。



