
なんば広場改造計画は、南海難波駅前の駅前広場を「歩行者を中心とした賑わいのある空間にする」駅前広場の広場の再整備計画です。この駅前広場の設置は以前より地元商店街などの要望により検討されてきたもので、なんば駅前を、待ち合わせや憩いの空間、観光案内など、世界中の人々を惹きつける観光拠点にするべく、人中心の空間に再編する取り組みを検討しています。
難波駅前広場の改造計画は、かなり以前から構想されいたもので中々具体化しませんでしたが、2020年度の完成を目指して、ようやく具体的な動きが出来ました。
 
 
 
大阪市は、ミナミの南海難波駅前で、現在はタクシーの待機場や車道に利用されている約2000平方メートルを、歩行者用の広場に改修する方針を決めた。観光案内所の設置や飲食ブースの誘致、イベント開催などでにぎわいの拠点としたい考えで、2018年度当初予算案に関連経費4700万円を計上。20年度の完成を目指す。
出典;Yomiuri Online
 
 
 
 
 

歩行者中心の駅前広場の実現に向けて、2016年11月11日(金)~11月13日(日)の3日間に、なんば駅周辺道路空間の再編に向けた社会実験「なんばひろば改造計画」が行われました。前回の社会実験では、駅前の道路を一方通行化して、仮設の広場を生み出し、イベントが行われました。僕が社会実験イベントを訪れた時は、たくさんの露店やミニコンサートなどが開かれており大盛況でした。ただ既存スペースでの社会実験だったので通路が狭く混雑がひどかったです。
 
 
 
 
 

■前回の社会実験(2016年11月)の広場部分への入場者数
11日(金)(12:00-22:00):2.1万人  マーケット的な利用
12日(土)(8:00-22:00):3.5万人  ライブ・シネマによる利用
13日(日)(8:00-20:00):3.1万人  PRイベントによる利用
合計:8.7万人

昨年11月の社会実験の結果を受け、歩行者を中心とした駅前空間の整備、「なんば駅前広場改造計画」が動き出した様です。

現在の南海難波駅は、関西空港を利用する海外からの旅客でごった返しており、まさに西日本の空の玄関口と呼ぶにふさわしい状況となっています。巨大ターミナル南海難波駅の威容、ガレリアの壮大な吹き抜け空間は、日本を訪れた外国人観光客に強い印象を与えていると思います。そんな中、なんば駅前広場再整備計画が動きだした事は非常に歓迎すべき計画だと思います。
					
