
(仮称)大手町一丁目第3地区第一種市街地再開発事業(B-2街区)は、「日本政策投資銀行本店ビル(DBJビル)」と「新公庫ビル」を解体し、跡地に超高層ビルを建設する再開発計画です。
【出典元】→三菱地所プレスリリース
大手町では建物の老朽化が進み、グローバル化、高度情報化への対応の遅れが懸念される状況にありました。しかし、24時間可動型の企業の仮移転を伴う建物の建て替えは困難で機能更新が進まない状況でした。
2003年1月に都市再生本部において決定された「都市再生プロジェクト(第5次決定)」にもとづき、前称の打開策として取り組みが始まりました。具体的には、旧大手町合同庁舎1,2号館跡地を種地として活用し、独立行政法人都市再生機構の施工のによる区画整理事業の換地の手法を用い、場所を変えながら複数回にわたり段階的かつ連続的な建て替えを推進し、にぎわいのある国際的なビジネス拠点としての大手町地区の再生を目指しています。この計画は、その第3次事業にあたります。

【出典元】→三菱地所プレスリリース
A棟の完成予想パースです。A棟は地上31階、高さ約179mの超高層ビルで、1フロアあたりの賃借面積は約4,200㎡(1,270坪)。大手町エリアで最大級の大型オフィス空間が実現されます。A棟は

【出典元】→三菱地所プレスリリース
B棟の完成予想パースです。B棟は地上18階、高さ約90mの高層ビルで「新公庫ビル」の跡地に建設されます。B棟(ホテル棟)は外国人ビジネス来訪者の受け皿となる、グローバルスタンダードなサービスを提供する国際水準の宿泊施設が整備されます。
アジア他都市との差別化を図り、外国人来訪者を日本に誘引する為、敷地内で採掘する温泉を引き、快適性を重視し、おもてなし文化を象徴した「日本旅館」となります。運営会社は星野リゾートで、同社初の都市型施設となる「星のや東京」が入居します。

【スペック】
名称:(仮称)大手町一丁目第3地区第一種市街地再開発事業(B-2街区)
所在地:東京都千代田区大手町1丁目9番
階数:A棟:地上31階、塔屋2階、地下4階 B棟:地上18階、塔屋1階、地下3階
高さ:A棟:168.28m、B棟:87.67m
構造:A棟:地上S造(一部CFT造)、地下SRC造、B棟:地上RC造一部S造(免震)、地下SRC造
杭・基礎 :直接基礎(べた基礎)
主用途:事務所、宿泊施設、店舗、駐車場、地域冷暖房施設
総戸数:——
敷地面積:11,171.91㎡
建築面積:7,146.76㎡
延床面積:205,354.38㎡
建築主:三菱地所
設計者:三菱地所設計、NTTファシリティーズ
施工者:未定
着工:2014年04月
竣工:2016年4月末(予定)

近くで見た現地の様子です。



