JR西日本は2013年12月24日発表のプレスリリースで大阪環状線を大規模にリニューアルする「大阪環状線改造プロジェクト」を開始すると発表しました。同社が今年度から推進している中期経営計画2017において、「近畿エリアの価値を磨く」という事業戦略を掲げており、大都市圏である近畿エリアにおいて線区価値を向上し、都市の魅力を磨いていくことを宣言しています。その中でも、大阪環状線は新たな重点線区と位置づけられており、概ね平成29年度末までに、安全性のさらなる向上、環状線全体の総合的なブラッシュアップが行われます。
大阪環状線改造プロジェクトでは、
①駅美装・改良
②駅構内及び高架下の開発リニューアル
③車両新製
④地域や他交通事業者との連携
の4つを重点施策とし、駅や周辺地域の特性を踏まえ、徹底して線区全体のイメージアップを図ることで、大阪環状線を「行ってみたい」「乗ってみたい」線区に改造し、地域と共に、大阪の活性化を目指します。
【過去記事】
→大阪環状線改造プロジェクトー森ノ宮駅リニューアル工事 14.05
→大阪環状線改造プロジェクトー森ノ宮駅リニューアル工事 14.04
→環状線の大規模リニューアル計画「大阪環状線改造プロジェクト」がスタート!
駅リニューアルの第一弾となる「森ノ宮駅」の改良工事の様子です。前回の撮影が5月だったので約1ヶ月振りの取材です。外回りホームの様子を見てみると、かなり雰囲気が変わっていて少し驚きました。なんだか小奇麗です。
その理由は床材。前回指摘した床材の古さが改善され、ご覧のとおり、新しい床材に張り替えられてました。この床材、アスファルトの様に見えますが実際はすべり止めがほどこされたサンドペーパーの様な不思議な感じがするモノでした。ホームが小奇麗に見えた理由はこの新しい床材にありました。
外回りホームの階段付近の様子です。古い床材が削り取られています。
一番ひと目に触れるこの辺りは、今どきの商業施設の様な感じの床材に張り替えられます。
階段付近の壁面の様子です。このあたりは前回と大きな変化がありませんでした。
階段の様子です。昨日読者の よよよ さんから頂いた情報によると、現地では階段を囲っている手すりがガラス製のモノに取り替えられたそうです。階段付近は結構気合のはいったリニューアルになりそうです。
階段を降りた所の様子です。
リニューアル工事が進むJR森之宮駅。ホームの床材が新しくなった箇所はかなり印象が変わっていて驚きました。ホーム階の階段付近や改札内コンコースでは大掛かりなリニューアルが行われており、当初の予想よりもいい感じのリニューアルになりそうな予感です。