※現地に掲示されていたパネルを撮影しました。以下同じ
深草駅(ふかくさえき)は京都市伏見区にある京阪本線の駅で、島式2面4線のホームを持つ、待避設備を備えた橋上駅です。大阪の淀屋橋駅を起点に44.1kmの位置にあります。2013年度の1日あたりの乗降客数は11,838人。駅の近くには龍谷大学深草学舎、短期大学部、京都府警察学校、五百羅漢の石仏で知られる石嶺寺・京都最古の多宝塔の残る宝塔寺があります。
【出典元】
→京阪電気鉄道HP>平成26年度鉄道設備投資計画 「安全性の向上」「サービスの改善」を2本の柱に、約80億円を投資(PDF)
【過去記事】
→京阪本線ー深草駅新橋上駅舎(バリアフリー化)工事の状況 16.01
深草駅は新駅舎への建て替え工事及びバリアフリー化工事が行われ、新駅舎は、2016年3月末から供用が始まりました。上の画像は現地に掲示されていたパネルに描かれた完成予想図です。古色蒼然とした以前の駅舎は橋上駅舎への建替えにより、近代的な橋上駅舎へと生まれ変わりました。
それでは新装なった深草駅の様子を見てゆきましょう。まずは橋上駅舎の外観からです。先にご紹介した完成予想パースと、ほぼ同じデザインに仕上がっています。
真正面から見た様子です。駅舎自体は完成していますが、駅前の手前の箇所がまだ未完成でした。
深草駅は橋上駅舎が新築されましたがエスカレーターは未設置でした。さすがにエレベーターはありましたが、ちょっとビックリしました。
反対側から見た様子です。
橋上駅舎の自由通路の様子です。
小奇麗にまとまっていますが、全体的にかなり「コストを抑えた」印象です。
改札口付近の様子です。乗降客数が1万人超えの駅なので、5通路分の自動改札機が設置されていました。
改札内コンコースの様子です。けっこう広々としています。
続いて、ホームの様子を見て行きましょう!
橋上駅舎下の様子です。前回の取材が2016年1月だったので、約1年11ヶ月振りの現地ですが、当時から見違える様にキレイになりました!
橋上駅舎下を見るとこんな感じです。
橋上駅舎に繋がるエレベーターの様子です。
橋上駅舎に繋がる階段付近の様子です。先ほども書きましたが、今回の駅舎改良ではエスカレーターは1機も設置されませんでした。最近の駅リニューアルでエスカレーター設置台数が0台というのは、近畿圏の都市鉄道ではかなり珍しいです。階段幅を見る限り、設置スペースの問題が大きかったのかな・・・。
駅名票の様子です。サインシステムは京阪の標準的なモノですが「龍谷大学前」のサブ駅名票も設置されていました。
発車票の設置は無く、電車の近接案内を行うLED表示器が設置されていました。
ホーム上の照明は全てLED。ユニットタイプとなっています。
ホーム上屋は5両分位でしょうか?全体はカバーされていませんでした。
前回の取材は工事中でボコボコだったホーム端も美しくなっていました。
橋上駅舎化に伴うリニューアル&バリアフリー化工事が完成した深草駅。エスカレーター未設置などかなりコストを抑えた設備でしたが、手堅くまとめてきた印象の駅でした。
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近年改良工事が行われた駅ではきわめて珍しいケースですよね( ゚д゚)
たいていは駅の構内に上下両方向、もしくは上りのみでも設置されることが多いのですが…やっぱり階段幅に余裕がない点が理由なのでしょうか?