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【再都市化ナレッジデータベース】

デザインビルド方式で事業者選定へ!高槻に移転する「新関西将棋会館整備事業」の最新状況 21.10【2023年度内完成予定】

日本将棋連盟は、2022年3月9日に、高槻市に関西将棋会館を移転建て替えに向け、新関西将棋会館整備事業のDB(デザインビルド)方式の公募型プロポーザルを公示しました。DB方式とは、設計及び建設工事を一体的に発注する設計施工一括発注方式を意味します。 大阪市福島区に位置する現在の関西将棋会館は1981年に竣工しましたが、建設後40年が経過し、老朽化が著しく、狭隘化やバリアフリー、トイレ設備等の課題があるため、改善が求められていました。そのような中、高槻市から誘致提案を受け、2021年に高槻市への移転建替を決定しました。また、新関西将棋会館を構想するにあたり、6つの基本方針が定められました。
新関西将棋会館整備の基本方針 ①関西将棋会館の歴史と伝統を引き継ぎ、未来に繋ぐ新会館 ②棋士が快適に利用でき、対局に集中できる新会館 ③内外共に将棋を感じられる新会館 ④誰もが気軽に訪れやすい明るくオープンな新会館 ⑤将来に亘って安全・快適に利用でき、サステナブルな新会館 ⑥将棋と木の伝統文化を体現する新会館
 

今後のスケジュールですが、2022年3月25日まで参加受付、参加資格審査確認を29日に通知。現場説明会(関西将棋会館)を30日に実施。提案書を5月10日まで受け付けて、提案書一次審査・ヒアリングを実施者(3~5者)へ5月下旬に通知。ヒアリング・二次審査を6月上旬行い、優先交渉権等を6月中旬に決定。6月下旬に契約を締結し、結果を公表する予定です。その後、7月に設計に着手、2023年度から施設の建設、2024年2月末に施設の引き渡しを予定しています。

【出展元】新関⻄将棋会館整備事業 事業者募集要項

これまでの経緯


報道各社が伝える所によると、西の将棋の聖地と呼ばれている関西将棋会館が高槻市に移転するとの事です。関西将棋会館は、大阪市福島区の福島駅からほど近いなにわ筋沿いに所在する日本将棋連盟の施設(将棋ビル)で鉄筋コンクリート5階建てで1981年に竣工しました。棋士の対局室、連盟関西本部の事務所、棋士室、道場、青少年研修室、販売、レストランなどで構成されており、関西所属の棋士の対局が行われています。

関西将棋会館会館は、豊島将之竜王・叡王や、藤井聡太王位・棋聖らが本拠地とする将棋の「西の聖地」ですが、近年は施設の老朽化で維持費がかさんでいる事や、『藤井人気』で公式戦が増え対局室の拡充を求める声が上がっていました。

 

現:関西将棋会館の様子


関西将棋会館については、20212月に、2023年を目処に高槻市へ移転する方針が打ち出されました。高槻市は桐山清澄・福崎文吾・浦野真彦ら同地出身・居住の棋士が多く「将棋のまち」を売り文句の一つとしており、2018年に将棋連盟と将棋の普及に関する協定を締結しています。老朽化対策や施設拡充の必要性に迫られた連盟と、「将棋のまち」のPRを行いたい高槻市のニーズがマッチした事から今回の話につながった様子です。将棋連盟は現在の土地を売却した上で高槻市の市有地を購入する資金に充てるとしています。

 

 

 


移転話が浮上したので関西将棋会館を集材してきました。エントランス上部のデザインが『将棋の駒』をモチーフにしています。

 

 

 


エントランス付近の様子です。

 

 

 

 


入口左手にはレストラン「イレブン」があります。

 

 

 


イレブンではニンニク野菜炒め「ダイナマイト」を頂きました!

 

 

 


見るからに絶対うまいヤツに見えますがメチャ旨かったです!

 

 

 


北西側から見た様子です。

 

 

 


北側から見た様子です。2階には将棋道場があります。

 

 

 


現在の関西将棋会館は、候補地70数ヶ所の中から大阪市福島区内の120坪を選定し、連盟が1億5000万円で取得しました。建設費はおよそ5億円、江戸城本丸の黒書院を模した造りは日本将棋の本流を再現し、展示室には古棋書、珍しい将棋盤・駒、各国の将棋用具などを陳列し、常に公開しています。

※将棋博物館は平成181031日をもって閉館

 

 

移転先の高槻駅前の様子


移転先は、高槻市は人口35.2万人の中核市で大阪市と京都市の中間ぐらいに位置しており、大阪駅から新快速で16分(快速18分)、京都駅から13分(快速16分)、阪急なら河原町駅から特急で21分、梅田から21分ほどで到達する事ができます。

 

 


関西将棋会館が移転するのはJR高槻駅付近ですが駅前は相当発展しています。

 

 

 


超高層タワーマンションが林立しており、駅とベッドタウンを結ぶバス路線が多数集まっており終日賑わっています。高槻駅の利用者もメチャクチャ多く、2019年度の一日辺りの乗降客数129,758人(JR西日本全駅中11位)、阪急高槻市は44,354人、合計17万人超に達しています。

 

 


駅前の商業集積も相当の物で、百貨店が松坂屋と阪急百貨店の2店舗あります。さらにJRと阪急の間は700mほど離れていますが、このエリアに商店街があり、面的な広がりを見せる繁華街があります。

 

 


駅前再開発によって超高層タワーマンションが林立しています。また関西大学のキャンパスもあります。

 


阪急百貨店の様子です。元々は西武百貨店でしたが阪急が買取りリブランドしました。

 

 


関西将棋会館の計画地から50mほどでJR高槻駅の「きた西口」に到達する事が出来ます。駅から会館までは徒歩1分ほどです。

 

 

新会館の計画地は高槻市営バスの「JR高槻西滞留所」です。

 

 

2021年10月の様子


現地の様子です計画地は高槻市営バスの「JR高槻西滞留所」です。

 


南側から見た様子です。現在は路線バスの拠点として使用されています。

 

 


写真の左が将棋会館の計画地、右奥がJR高槻駅です。

 

 


ズラリと並んだ路線バス。

 

 

 


全力で将棋会館の移転をアピールしていました(笑)

 

 


高槻市への移転が決まった関西将棋会館。大ターミナル梅田から1駅の福島から、郊外の高槻市への移転は意外な感じがしますが、新しい会館の計画地は交通利便性にも優れており、なにより敷地が広く棋士の方にとって良い環境が提供が出来そうです。

7 COMMENTS

浪速筋

今までが近畿の中心に位置していただけに奈良や和歌山からは
行きにくくなりましたね。
和泉市から梅田に勤めてる将棋好きの先輩がボヤいてました。
決まった事なので仕方が無いですけどね。

イレブン行かれたのですね!美味しいですよね
建て替えするなら、イレブンも閉店してしまうのでしょうか。。

豚肉を天ぷらにしてる「珍豚美人」が美味しいので、
次取材された際はぜひ試してみてください!

通りすがり

将棋会館移転なんですね。
将棋に疎いので(ノへ ̄、) よくは分かりませんが、坂田三吉はさすがに耳にはしています。
将棋に精通しておられる方々は高槻市の移転もご納得とお見受けいたします。
ど素人から見ると「ナゼ?」が先に出ます。説明を受ければナルホド!ですが。
ただ。。地方から見ると大阪市と高槻市では認知度の差がありますねー。
候補地でパッと頭に出たのはやはり、天王寺付近!!でした。

西の聖地が名古屋は。。。陶器ですかね??(瀬戸市かぁぁ⁈/藤井聡太二冠のこともあるし

某京都府民

一応補足すると、大阪駅から徒歩圏内の福島駅周辺と高槻駅で大差ないは言いすぎという意見はあると思いますが、将棋会館に主に求められる広域からのアクセスという点では高槻駅は十分優れているということです。

某京都府民

高槻は京阪間の中心に位置する街であり、単なる郊外ではありません。新快速なら京都駅からも新大阪駅からもすぐであり、現在の福島駅周辺と利便性で大差ありません。
 八王子を悪く言うつもりは全くありませんが、高槻と八王子が都市圏の位置づけにおいて同じだとは思いません。強いて言えば「都市の格」は似ているかもしれませんが、格にこだわってもあまり意味がないと私は思います。
 ただし、駅から離れれば当然ながら不便になるので、その点は特に留意してほしいなと思います。

三刀流

関西将棋会館移転のニュースを聞いたとき、一瞬名古屋へ移転するのかと思いました。昨年12月、日本将棋連盟と名古屋市は「将棋文化の活性化に向けた連携協定」を結びました。「将棋会館の誘致も目指す」と伝えてました。

移転先は高槻ということでホッとしましたが、愛知県と言うば、藤井二冠の地元です。藤井二冠は将来、名人・竜王も獲得して将棋界の第一人者になるでしょう。名古屋はあなどれません。大阪はもっと将棋界を応援すべきです。

大阪淀屋

東京で言えば都下23区から八王子に移るようなもの、絶対ありえないだろう。
決まったことは仕方がないが、関西のみならず将棋界のメッカとなるようなものを作ってもらいたい。
併せて連盟で大阪市内できれば天王寺か梅田あたりに坂田三吉記念館をつくり、関西第二青少年研修室を作ってほしいわな。

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