NHK仙台放送会館は、1961年に竣工した現在の施設の老朽化・狭隘化が著しい為、新放送会館建設し移転させる計画が進んでいます。NHKは新仙台放送会館基本設計業務の委託に伴う公募型プロポーザルを実施、山下設計が最優秀提案者に特定されました。2015年2月までに実施設計を完了させ着工し、2017年5月の完成、2018年1月の供用開始を目指します。事業費は建設費が91億円程度、放送設備費は40億円程度を見込んでいます。。
新放送会館の規模は、地上7階、地下1階建て、延床面積23,618.57m2の規模で、大震災の経験を踏まえ、免震構造を採用する他、非常時にも放送できる様に100時間分の自家発電用燃料タンクや、2系統受電化および空調エネルギーの多様化、蓄熱空調方式の採用のほか、非構造部材の耐震対策にも取り組む計画です。放送センター機能は4-5階に配置され、スタジオ機能は1階にテレビスタジオ、2階には公開スタジオが設けられます。視聴者対応機能として、1-2階吹き抜けの公開スペースのほか、1階には200席程度の多目的スペースが設置されます。
【スペック】
名称:NHK新仙台放送会館
所在地:仙台市青葉区本町2丁目20番1
階数:地上7階、地下1階
高さ:40.18m ※鉄塔高さ99.38m
構造:基礎免震 鉄骨構造
杭・基礎 :直接基礎
主用途:事務所、放送スタジオ
総戸数:—-
敷地面積:6,555.33m2
建築面積:3,829.59m2
延床面積:23,618.57m2
建築主:日本放送協会 仙台放送局
設計者:山下設計
施工者:大林組
着工:2015年02月
竣工:2017年05月(予定)
現地の様子です。撮影時点でビル本体は地上7階まで組み上がっており、電波鉄塔の構築が進んでいる所でした。
別の角度から見た様子です。
更に撮影ポイント変えて。
最後はアエルから見たNHK新仙台放送会館建設工事の様子です。