金沢都ホテルは、1963年に開業した老舗ホテルで、金沢では最初の都市型ホテルで客室数は191室、低層部には商業テナントやクリニックモール等が入居していました。同ホテルは長らく金沢駅前のランドマークとして親しまれてきましたが、竣工後50年以上が経過し老朽化が著しい事から、解体し複合ビルに建て替えられる事になりました。2017年3月末に一旦営業を終了、現在は旧ビルの解体工事が進んでいます。
近鉄グループホールディングス(HD)は運営する金沢都ホテル(金沢市)を建て替える方針を固めた。同社は「インバウンド(訪日外国人)・観光」と「あべのハルカス」「不動産」の強化を掲げている。大阪市内や伊勢志摩でホテルを新設・改装をしてきたが、訪日客など安定した宿泊需要が見込める金沢などで建て替えを進めて収益力を高めていく。
出典:日経新聞>近鉄、金沢都ホテル建て替え
近鉄・都ホテルズはシェラトン都ホテル東京や大阪マリオット都ホテルなど大都市部では外資系ホテルのフランチャイズとして運営していますが、金沢では「都ホテル」としての運営継続を軸に検討しているとの事です。
出典:近鉄不動産ニュースリリース>「(仮称)近鉄博多ビル」計画概要(PDF)
近鉄不動産株式会社および近鉄・都 ホテルズは福岡市の博多駅筑紫口前にある「博多都ホテル」 建替えを進めています。「緑と水と光のビル」をコンセプトにした外観は非常に斬新です。新しくなる金沢都ホテルもこの規模のビルが期待できそうですね。
解体工事が進む金沢都ホテル。新ホテルの計画概要はまだ未発表ですが、解体工事の進み具合から見てそろそろ、近鉄からプレスリリースがあると思います。
ホテルの立地は金沢駅の真向かいの超一等地で、新しい観光名所となった「鼓門」や「もてなしドーム」を一望する事が出来ます。新ホテルはこのあたりを考慮した施設になると予想されます。近鉄からの続報を待ちたいと思います。
博多に続いて金沢でも建て替えですか、これは知らなかったです。人気の観光都市・金沢に相応しいホテルに生まれ変わって欲しいですね(╹◡╹)