JR東海は2018年08月01日付けのニュースリリースで、新大阪駅の20〜26番線にホームドア(稼働式ホーム柵)を設置すると発表しました。新大阪駅には16両編成の列車のほかに8両編成の列車が発着するため、異なる乗降扉位置に対応した開口部の広い可動柵が必要となります。JR東海はかねてから幅広のホームドアの開発を進めてきましたが、技術開発に目処が付き、ホームドアの設置が実現する事になりました。
※ひでゆきさんから情報を頂きました、ありがとうございました!
東海道新幹線新大阪駅20~26番線につきましては、16両編成の列車のほかに8両編 成の列車が発着するため、異なる乗降扉位置に対応した開口部の広い可動柵の技術開発を進 めてまいりましたが、今般、開発に目途がつくなど準備が整い、大開口可動柵を新たに設置 する計画がまとまりましたので、お知らせいたします。
出典;JR東海>東海道新幹線新大阪駅20~26番線への可動柵設置について
新大阪駅のホームドアは片側約5mの大開口可動柵!
今回設置されるホームドアはとんでもない仕様です。片持ち構造(車輪なし)で扉長さが約5m(現行3.4m)と、おそろしく幅広のホームドアとなります。多重引き戸式など複雑なギミックではなく、扉部の素材ををアルミ材から炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に変更し、可動柵扉部の材質見直しにより、扉部の強度を確保しつつ最大限の軽量化を図り、扉長さの長大化が実現しました。
ちなみに、先日開業したJR総持寺駅に設置されたホームドアは二重引戸式で、開口部が約3.3mを実現しています。しかし、今回の新大阪駅のホームドアがシンプルな引き戸式で開口部が約10mもあります。
大開口可動柵の設置イメージです。16両編成と8両編成では、同じN700系でもこんなに扉位置が異なるんですね・・・。それにしても、開口部が左右で約10mとは、本当に驚きの広さですね。
16両編成のみが停車する27番線にはすでにホームドアが設置されている
新大阪駅のホームドア設置工事の概要ですが、対象番線 20~26番線(27番線は既設置) 、工事期間は2018年度~2022年度、工事費は約71億円となっています。
開口部が約10m!幅がメチャクチャ広いですね(^_^;)