JR天王寺駅では耐震化工事に合わせて、駅全体のリニューアル工事が密かに?進められています。今までは東口〜跨線橋を中心に都度レポートをお伝えしてきましたが、工事範囲が広範囲になってきた為、大和路線ホーム(15.16.17.18番)、環状線ホーム(11.12.13.14)、阪和線ホーム(地上)、東口・跨線橋に区域を分けてご紹介して行きたいと思います。
今回ご紹介するのは大和路線ホーム(15.16.17.18番)の様子です。正確には阪和線から特急はるか、くろしお、関空紀州路快速、直通快速が乗り入れており、もはや大和路線専用とは言いがたいのですが、リニューアル工事のレポートをお伝えする便宜上、大和路線ホームの呼称でご紹介します。
一番リニューアル工事が進んでいる17.18番ホームの様子です。こちらの天井は一旦全ての化粧板が取り外され、新しい化粧板にと変えられました。また、照明器具も当然のごとくLED化されています。案内サイン類は従来のままですが、天井部分はピカピカになりました。
駅名票も従来のままですが、こちらも段階的に最新のタイプに取り替えられていくのではないでしょうか?
東跨線橋に繋がるエスカレーター付近の様子です。壁面の再塗装が行われ、かなり綺麗になりました。この辺りの天井の化粧板の取り替えは工事中ですね。
こちらは東跨線橋から17.18番ホームに向かう階段の様子です。壁面が再塗装されています。
階段を降りた、跨線橋下の様子です。この辺りまで来ると、まだ工事まっただ中といった感じですね。
さらにホーム東側まで来ると、上屋の塗装がボロボロになっていました。跨線橋下のリニューアル工事が一段落すれば、この辺りのリニューアル工事が始まると思います。
撮影ポイントを変えて、今度は15.16番ホームの様子を見て行きます。
天井の化粧板が取り外され、内部が丸見えになっています。赤茶色の太い鉄骨はホーム上にある天王寺MIOを支える鉄骨です。MIOの建設中は、この太い鉄骨がすごく目立っていました。関空開港を控え、天王寺駅が大変貌を遂げている時期でした。約20年の時を超え再び目にするとは、夢にも思っていませんでした。
MIOをささえる鉄骨を覆う化粧パネルも、随分とくたびれています。こちらも近々リニューアルされると思います。
床材は、初期の型枠式カラータイル工法でした。こちらもかなりくたびれており、できれば再舗装してほしい所です。
さらに撮影ポイントを変えて、環状線ホームから見た大和路線ホームの様子です。
リニューアル工事が進む大和路線ホーム。現在は大和路線と阪和線の電車が忙しく行き交う、利用客が特に多く発着する電車の方面種別も複雑化している中、関空から雪崩れ込む様に外国人旅行客が押し寄せてくるのでた、その混雑ぶりは大変なものです。これらの多くの旅客に適切な情報提供とサービスを提供する為には、案内サイン類の刷新は当然で、発車標も情報量が格段に多いLCDモニタタイプにする必要があるなあ、と思いました。大和路線ホームのリニューアル工事は地味にですが確実に進んでいました。