JR西日本が2017年度までに阪和線に新車122両を導入すると発表!

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今も阪和線で活躍する103系。今回の新車投入により阪和線から姿を消すことが確実な情勢に

JR西日本は2015年4月30日に発表した、JR西日本グループ中期経営計画2017 進捗状況と今後の重点取り組み(アップデート)の中で、阪和線に新型車両を導入すると発表、2017年度までに122両の新車が投入される事が明らかになりました!JR西日本は、この他にも大阪環状線に323系を2018年度までに168両投入するとしており、近畿圏アーバンネットワーク・エリアの主要線区に残る国鉄系車両が一気に減る事が確実な情勢になりました。


【出典元】
JR西日本グループ中期経営計画2017 進捗状況と今後の重点取り組み(アップデート)(PDF)










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現在の阪和線の主力233系。写真は後期型の2500番台

阪和線で活躍する103系は610本、48本の計92両、羽衣線に32本、合計98両が配置されていますが、今回の新型車両の投入により全車が置き換えられる事になりそうです。それでもまだ、24両ほど新型が余るので、阪和線に集中配置されている205系まで置き換えられる可能性もありそうです。












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現在の最新型225系。投入される新型は225系の改良型?





少し前まで、国鉄車両の墓場といった感じがした阪和線ですが、天王寺連絡線の複線化、223系、225系の大量投入、遅延防止の為に新型運行システムや折り返し線の増設など、積極的な投資が行われ、そのイメージが変わりつつあります。今回の新型車両の大量投入は、足の遅い103系を高加減速の新型車両に置き換える事でダイヤの筋を立て、全体的なスピードアップを図るつもりなのかもしれません。関西国際空港の利用客数がうなぎ登りな事も積極投資を決断させた要因ではないでしょうか?様変わりしつつ在る阪和線に今後も注目が集まりそうです。