
御堂筋線梅田駅のアーチ空間は現在リニューアル工事が行われています。今回のリニューアル工事では、公営初の地下鉄として昭和8年に開業した梅田駅の歴史あるアーチ天井のフォルムを活かしながら、斬新なデザインと照明を活用することで、より魅力的なアーチ空間に生まれ変わります。さらに、ホームやコンコース全般にLED照明を採用し、省エネルギー化が図られます。
【出典元】
→御堂筋線梅田駅のアーチ空間を刷新します ~リニューアルデザインが決まりました~
【過去記事】
→御堂筋線梅田駅のアーチ空間リニューアル工事の状況 15.07
→御堂筋線梅田駅のアーチ空間リニューアル工事の状況 15.06
→御堂筋線梅田駅のアーチ空間リニューアル工事の状況 15.04
1.デザイン・コンセプト 「日本の美、ほのぼの」 LIGHT&SHADOW
公営初の地下鉄の代表的な駅「梅田」、国際都市として進化し続ける大阪の玄関口「梅田」。建設当時を振り返ると、その時代の最先端の照明を多用し、脚光を浴びた斬新なモダンデザインで、大阪を代表する梅田駅でした。新しく生まれ変わる梅田駅アーチ空間は、梅田駅のランドマークとして、また大阪の玄関口として「梅田駅にふさわしい、アーチ天井を活かした空間」をテーマに、お客さまに末永く愛していただける駅空間をめざします。歴史あるアーチ天井のフォルムを活かしながら、斬新な凸凹型の肌合いを持つ逆富士型の小型アーチを連続して配置し、天井と一体になった照明から放たれる光と影のコントラストと合わせて幻想的な空間を演出します。このたびアーチ空間を刷新することにより、斬新さによって日本を代表する「美」を、光と影のコントラストによってやさしく包み込む「ほのぼの」をお客さまに提供したいと考えています。完成予定は平成27年春です(実際は遅れています)
2.リニューアルポイント
・天井と照明が一体となったデザインにより、今までにない斬新な空間を提供
・光と影のコントラストによってお客さまをやさしく包み込む空間を演出
・LED照明を採用し、省エネルギー化を図る

前回の取材から約2ヶ月振りの取材です。前回に比べると作業用の鉄骨の撤去がぼ終わるり、広々とした空間が復活していました!

改札階に向かうエスカレーター付近には、こんなゲート型の支柱が出現しました。案内サイン類をまとめる為の物だと思います。

冷風塔の上部には銀杏の葉の様な飾りが取り付けられました。

まよこからホームを見るとこんな感じになります。

ホーム端から縦アングルで見た様子です。写真右側の壁面がゴツゴツしていますが、ここは工事用の足場を支えていた部分です。壁面の復旧工事はまだ終わっていません。

南側を見通した様子です。冷風塔にはデジタルサイネージが取り付けられる予定です。

リニューアル工事が完成に近づいてきた御堂筋線梅田駅のアーチ空間。工事用の足場が撤去され久々に広々とした空間が復活してなによりです。逆富士型のシンボル照明や、凝ったデザインの冷風等など、梅田の玄関口に相応しい意匠だと思います。また改札階の階段、エスカレーター付近に設置されたゲート風の支柱は全く予想外だったので驚きました。

