JR阪和線ー東岸和田駅付近高架化事業は、岸和田市内の下松町から土生町までの約2.1kmのうち、東岸和田駅を含む約1.0kmを高架化する都市計画事業です。2003年度から事業用地の測量と買収を開始し、2012年10月に線路を仮線に切り替える工事が完了、このほど関空・和歌山方面行き下り線の高架ホームが完成したことから、2015年2月8日より下り線が高架線に切り替えられました。
※複数の読者の方から情報を頂きました、ありがとうございました!
【出典元】
→東岸和田駅付近高架化事業パンフレット (PDF)
1.高架供用開始日
2015年2月8日(日)始発列車から(予定)
2.下り線高架化区間
東岸和田駅付近約 1.6km
3.事業の概要
事業名称:JR 阪和線東岸和田駅付近高架化事業
事業主体:大阪府・岸和田市
事業手法:限度額立体交差事業(単独立体)
事業区間:岸和田市下松町~土生町 事業延長:約 2.1Km
踏切廃止数:7箇所 交差道路:8箇所
駅施設:ホーム面数2面、線数4線
4.下り線高架化に伴うホーム施設整備について
エレベーター、エスカレーター、列車長と同等長さの屋根、待合室 階段部2段手すりなど
高架化された初日の2月8日に早速いってきました!こちらは東岸和田駅の駅舎の様子です。高架化ホームの共用は始まりましたが、高架下の駅施設の整備はこれから始まる為、ご覧のとおり旧駅舎がそのまま使われていました。
改札口付近の様子です。
改札口を抜けて右側に進みます。高架ホームの下を延々と歩きます。
100mほど進むといきなり明るくなり、真新しいエレベーターが姿を表しました。
こちらは高架ホームに向かう階段の様子です。
高架ホームに向かうエスカレーターの様子です。上下方向共に設置されているのが嬉しいですね。
そして、こちらが共用が始まった下り線高架ホームの様子です!
ホーム幅は若干狭い感じはしますが、数年前に超簡素な駅舎を連発していたJR西日本とは、最近、何かが違っています。
発車標の様子です。3色LEDながら、筐体デザインが新大阪駅や大阪駅と同じテイストに変更されていました。当然路線記号「R」も記載されています。
階段付近の様子です。写真右側には区間快速が停車しています。電車が停車している写真だとホーム幅の感じが伝わると思います。
案内サイン類の様子です。こちらもJR西日本の最新デザインのタイプが設置されています。
環状線ほど大きくありませんが、インフォメーションボードが設置されていました。
上屋付近の様子です。照明器具はPanasonic製のLEDユニット照明、スピーカーはTOA製の指向性スピーカーが設置されていました。
ホーム上にはエアコン付きの待合室もあります。
ホーム床材は基本アスファルトで、真中付近が樹脂モルタルカラータイル舗装になっています。
東岸和田駅では関空快速と区間快速(この区間は各駅停車)が接続しています。
こちらは、天王寺側の軌道の様子です。
反対側、関空側の軌道の様子です。
撮影ポイントを変えて、地上から下り高架線を見た様子です。
関空側の様子です。高架軌道は駅を出てすぐに降り始め、写真の端で地上におります。
天王寺方面行き、上りホームの様子です。
今後は写真右側の旧下りホームを撤去し、その跡に新しい上り高架ホームが建設されます。
使われた無くなった旧下りホームがひっそりと佇んでいました。
高架化された阪和線ー東岸和田駅下りホーム。今後は上りホームの高架化の工事が進められます。今まで放置気味だった阪和線の各駅ですが、関空の利用客が急増している為、阪和線の重要度は益々高くなってくると思います。その為、今後多くの駅で駅施設の改良やリニューアルが進められるのではないでしょうか?
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駅の高架化やリニューアルもいいんですが私としては阪和線の天王寺-鳳間を複々線にして欲しいです!
JR西日本にやる気はあるのでしょうか…?