Osaka Metoro なんばビルは、 大阪市浪速区難波中1丁目にあったイチエイ総合ビルの建替え計画です。新ビルは、事務所、店舗かならなるオフィスビルで、地上10階、延べ床面積7177.71㎡の規模です。建築主は大阪メトロで同社が手掛ける初の本格的な賃貸オフィスとなります。同社は2024年3月の開業に向け、テナント募集を開始しています。
外観デザインには、なんばのシビックプライドを感じさせるスタイリッシュなガラスカーテンウォールを採用。都市空間に新たな賑わいを見せる「ショールーム」として、4~8階で働くオフィスワーカーの意欲や下層階(地下1階〜3階) 9階に入居する商業施設の価値の向上を高め、まちづくりに貢献します。
【出展元】
→ なんば駅直結の複合ビル 「Osaka Metroなんばビル」 2024年3月開業予定
→Osaka Metro Group 2022年度(2023年3月期)第2四半期決算
これまでの経緯
南海難波駅の北西側でイチエイ総合ビルの解体工事が進んでいます。イチエイ総合ビルは浪速区難波中1丁目に所在する、地上9階 地下2階建、延べ床面積は9,275.03m2のオフィスビルで、1969年2月竣工の古参のビルです。
工事名は(仮称)難波中1丁目解体工事、発注者は大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)、解体工事の元請けは淺沼組。労災保険関係成立票によると事業期間は2021年7月1日〜2022年7月30日となっています。
イチエイ総合ビルは、将来建設される南海・新難波駅の南端に位置しており将来的に超一等地になる可能性があります。大阪メトロですが次の投資先としてイチエイ総合ビルを選んだ理由がわかる気がします。
計画概要
計画名称 | (仮称)Osaka Metoro なんばビル |
所在地 | 大阪市浪速区難波中1丁目6-8 |
交通 | 御堂筋線なんば駅 南海難波駅 近鉄大阪難波駅 |
階数 | 地上10階・地下1階 |
高さ | 42.53m |
構造 | S造、一部RC造 |
杭・基礎 | |
主用途 | 事務所・店舗 |
客室数 | |
敷地面積 | 1008.30㎡ |
建築面積 | 748.77㎡ |
延床面積 | 7,177.71㎡ |
容積対象面積 | 6,043.82㎡ |
建築主 | 大阪メトロ |
設計者 | 大建設計 |
施工者 | 浅沼組 |
着工 | 2022年09月1日(予定) |
竣工 | 2024年03月31日(予定) |
備考 | 1969年2月竣工の古参のビル「イチエイ総合ビル」の建替え計画。建築主は大阪メトロで、同社が手掛ける初の本格的な賃貸オフィスビル。鉄道事業に加えて別の収益源を確保する目的があり、小規模ながら今後の成否の行方を占う試金石となる計画。 |
所在地:〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中1丁目6−8
立面図・配置図
2023年9月の様子
現地の様子です。前回の取材が2023年8月だったので約1ヶ月ぶりの撮影です。
南側から見た様子です。鉄骨建方が順調に進んでいます。
北西側から見た様子です。不整形地なので複雑な形状をしています。
北側から見た様子です。なにわ筋線が開通すると「南海新難波駅」の駅前になります。
最後は東側から見た計画地周辺の様子です。
2023年7月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約5ヶ月振りの取材です。
南側から見た様子です。地上鉄骨建方が急速に進んでいます。
南西側から見た様子です。Osaka Metoro なんばビルは、地下1階〜3階・9階が商業施設、4~8階がオフィスフロアで構成された複合ビルとなります。
近くで見上げた様子です。
最後は北西側から見た様子です。
2023年2月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年9月だったので、約5ヶ月振りの取材です。
南側から見た様子です。仮囲いの外から見た限りでは、あまり変化点は見られませんでした。
北西側から見た様子です。
最後は北側から見た様子です。
2022年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年6月だったので、約3ヶ月振りの取材です。
南側から見た様子です。大阪メトロは2022年9月に建設工事に着手しました。
北側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
最後は仮囲いの外から見た内部の様子です。
ガラスカーテンウォールのビルの見栄えが良いのは完成直後のみ。入居テナントがブラインドを設置して目隠ししだすと途端に不格好で貧素なビルに早変わりとなる。ビル入居の規約に窓へのブラインド設置不可の条項を盛り込めるかどうかがこのビルの美観を左右すると考えます。
◎Osaka Metro ニュースリリースから
なんば駅直結の複合ビル 「Osaka Metroなんばビル」 2024年3月開業予定
https://www.osakametro.co.jp/news/news/other/20230701_osakametro_nambabld.php
ほぼオフィスがメインのビルかと思ってましたが、地下1~地上3階と9階が商業施設のスペースなのですね。
以前はあのビルがあったために、この阪神高速高架下から高島屋方面が言わば「ボトルネック」になって閉塞感と圧迫感がありました。
天気のよい昼間でも薄暗さがあって少々陰鬱な印象だったところが、このビル解体によって一気に明るさと開放感が出てすっきりしましたね♪
今更のレスですけど、お隣の相鉄インが建ったのが3年ほど前なので一緒に開発できたらと書いたのです。今更統合は無理でしょうね。
街区統合して100mを優に超えるビルが建つといいなぁ。
隣の相鉄インと一緒に開発できたらよかったのにね。