JR北海道は2019年10月17日付けのニュースリリースで観光列車やイベント列車、繁忙期の臨時列車および定期列車の代替輸送用として運 行可能な多目的車両を製作すると発表しました。車両は「スーパー北斗」や「スーパーとかち」で使用している 261系1000代特急 気動車をベースとして、インテリアやエクステリアのデザインおよび一部設備を変更したものとなります。
車両形式は261系5000 代特急気動車で各5両編成×2本が投入されます。外観デザインは編成ごとに北海道を代表する花である「はまなす」「ラベンダー」をイメージしたカラーとなります。
【出展元】
→JR北海道>観光列車に活用出来る特急車両を制作します!
※アリー my dearさんから情報を頂きました、ありがとうございました!
1号車は定員26名で、車内イベント等で料理を提供できるフリースペースや、地域の特産品などの販売に使える簡易的な販売カウンターを設置しています。販売カウンターの向かいには、堀りごたつを備えた多目的室兼個室が設置されテーブルを挟んで2名で利用できるようになっています。
2~5号車は一般的な車両となり、定員は200名程度。公衆無線LANが利用でき、座席にはコンセントを備えています。シートは座席を向かい合わせにした時でも利用できるインアームテーブルを設置しています。また、座席背面のテーブルも今まで通り使用できるとのこと。荷物置き場は各客室2か所に設置、号車に車いすスペースを2か所設置しています。
新型261系5000 代特急気動車は「はまなす」編成が来秋2020年10月頃、「ラベンダー」編成は2021年4月頃から運転を開始しする予定です。特急「宗谷」などの定期列車のほか、年末年始の繁忙期・修学旅行の臨時列車としても使用する予定で、観光シーズンは「フラノラベンダーエクスプレス」など、観光地へのアクセス列車として運行されます。