関西エアポートが2023年度中間決算発表、4期ぶりに黒字化、航空旅客数は3空港合計で約2100万人!


関空・伊丹・神戸の3空港を運営する関西エアポートは、2023年12月6日に、2023年度中間決算を発表しました!売上高にあたる営業収益が前年同期比107%増の854億円、最終利益は、52億円(前年同期128億円の赤字)で、4期ぶりに最終黒字となりました。

国際線は、2023年4月の水際措置の終了に伴い旅客便の回復が一段と進んだことから、関西国際空港における国際線の発着回数は前年度上期から170%増。国際線旅客数は旺盛なインバウンド需要に牽引され840万人となり、2019年度上期比で 66%まで回復しました2023冬期スケジュールでは、国際線1,112便/週(W19比回復率79% / 中国除く105%)を計画しています。

国内線は高水準を維持しており、3空港合計で1,258万人を記録。ビジネス需要の回復が遅緩傾向にあるものの、安定的な旅客流動と全国旅行支援等の需要喚起施策にも支えられ、2019年度上期比で 92%まで回復しました。

 

【出典元】
2023年度 中間連結決算 水際対策終了による国際需要の回復により増収増益 4期ぶりの黒字化

 


3空港の合計
発着階数:16.7万回(19年比:87%)
総旅客数:2098万人(19年比:79%)

 

国際線:840万人(19年比:66%)
外国人:659万人(19年比:76%)
日本人:173万人(19年比:43%)

 

国内線:1258万人(19年比:92%)
関西空港:346万人(19年比:97%)
伊丹空港:739万人(19年比:88%)
神戸空港:173万人(19年比:101%)

 



非航空系事業収入は、国際線旅客の回復により前年から倍増の481億円で2019年度の7割程度まで回復、収益回復を牽引しました。今後は、2023年12月5日にオープンした新国際線出国エリアの商業施設が加わる事から、非航空系事業収入の大幅な伸びが期待できます。