2021年9月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2021年8月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

長らく工事が行われてきた「阪神梅田本店」ですが、2021年10月8日に第2期棟部分が先行オープンします。2014年秋からスタートした「阪神梅田本店建て替え計画」は、2018年4月に1期棟が竣工。今回、足掛け約7年にわたる建て替え工事を経て、第2期部分が開業しますする。

先行オープンする10月時点での総売場面積は4万7000m2(2014年対比89%)。2022年春に地下食料品売場を拡大し、総売場面積は5万3000m2(2014年対比100%)となり、グランドオープンします。

阪神梅田本店の2020年度の売上実績は、コロナ禍の影響を受け278億円でしたが、立替完了後の2022年度の売上目標は730億円を見込んでいます。

新しい阪神百貨店は、お客の関心事を軸に構成した売場の単位を「ワールド」と定義し、商品カテゴリーを横断したライフスタイル提案や、手軽に今を感じるトレンド集積など、それぞれのフロアで独自の体験を提供します。
また、阪神百貨店の最大の強みである食を地下2階、地下1階、1階、9階の4層に展開し、外食・中食・内食、さまざまなシーンで好みのおいしさを提供します。10月時点での食関連売場面積は1万6000m2で、2022年春には1万8000m2に拡大する計画です。

1階は新本店のシンボルフロアとなり、エンターテイメント型の食体験を提供。主導線の真ん中には、天井高約6m、北側全面ガラス張りの開放的な空間に、集い、味わう、全く新しい食体験スペース「食祭テラス」(約330m2)を配置します。
「食祭テラス」は、新生阪神百貨店を象徴する食の新感覚イベントスペースで、情熱あふれる食のプロ=スーパープレゼンターが毎週登場し、食に強いこだわりの視点で、新たな食を提案。人を介した親しみとにぎわいを感じる食体験、オンライン・オフラインの垣根のない食のコミュニティの創造を通じて、「毎日の幸せ」をサポートします。

9階には、注目のフレンチ、創作中華の名店など、大阪に新たな風を吹かせる話題店の料理が楽しめるフードホール「阪神大食堂」を配置。広さ1850m2に、牛肉重「北新地はらみ」、串揚げ「蜻蛉揚物店 北新地again」、お好み焼き・焼そば「タンポポ」、スパイスカレー「ボタニカリー」、中華料理「空心」、フレンチ「リエゾン」、パスタ・グリル「タブロ Є ラチェルバ」、ベトナム料理「リヴゴーシュ」が出店します。人気の行列店がズラリとならぶ凄いフロアになりそうですね。

新生阪神百貨店では、OMOで実現する「ファンコミュニティの創造」により、顧客との友達的な関係づくりに力を入れています。OMO業態のSNSツールを活用して、お客と双方向でコミュニケーションできる公開型スタジオ設備を設置、クリエイターや生産者も交え、リアル店舗の活気をコンテンツとして提供。リアル店舗のライブの魅力をデジタルで拡張する4カ所のコミュニティスタジオを配置。リアル to ネット、ネット to リアルをシームレスに繋ぐ業態に本気で取り組む百貨店となります。

いよいよオープンが迫ってきた阪神百貨店。グランドオープンに向けた先行オープンですが、2014年から始まった遠大な建替え計画は、今秋、大きな節目を迎える事になります。
2021年8月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2021年7月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

北西側から見た様子です。縦方向のマリオンが地上付近まで続いて見える、このアングルが一番高く感じて好きです。

低層部の様子です。この辺りはオフィスタワーのメインエントランスになります。80人乗りのシャトルEVが6機設置され、11Fのオフィスロビーへスムーズにアクセスする事ができます。

少し離れて見た様子です。

さらに離れて見た様子です。

撮影ポイントを変えて、北東側から見た様子です。

あらためて完成予想パースと見比べてみると、実物がパースそっくりで感心しました。

近くで見上げた様子です。

北側から見た様子です。

百貨店部分の様子です。

南西側から見た様子です。

南側から見た様子です。

最後は少し珍しいアングルですが、曾根崎警察所付近から見た東側の様子です。

