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京阪が通勤電車197両に広告用デジタルサイネージを搭載すると発表。6000系・13000系が対象に


京阪は2021年1月18日付けのニュースリリースで、京阪電車の車両に広告用デジタルサイネージの搭載を開始すると発表しました!対象となる車両は、66000系(112 両)、13000系(85 両)の合計197両で2021年 1月 22日(金)から順次搭載を開始し、2022年度中に全対象車両への設置が完了する予定となっています。

 

【出展元】
京阪電車車両への広告用デジタルサイネージの搭載開始について

 

 





搭載される広告用デジタルサイネージは交通電業社製の LTE 対応の車両広告用デジタルサイネージで、乗降用扉 6カ所のうち3カ所の上部に18.5ンチのフルHD対応の液晶モニタが設置されます。

 

 



今回のシステムは、1 車両毎に通信用の親機が 1台と子機 2台の 3台で構成されてり、親機が 4GLTE回線を介してモバイルクリエイト社の配信システムと接続、サーバーから映像コンテンツを取得する仕組みです。同一車両内の子機には、車内無線 LAN を介して映像コンテンツが送信されます。また、案内表示装置がもつ車両の位置情報等を活用することで、大阪・京都など特定のエリアに限定して広告コンテンツを放映することが可能となっています。

 

 

 


京阪6000系リニューアル車

搭載されたデジタルサイネージは、当面は京阪グループ各社の広告を中心とした放映を行い、DS搭載列車の増備が進んだ 2022年春頃を目途に京阪グループ以外の広告放映を開始する予定です。 今回のデジタルサイネージの導入で、京阪電車内の広告をより分かりやすく、車両広告を沿線内外問わずより多くの事業者が利用しやすくなります。

 

 

 

 


大阪メトロ30000系の車内DS

膨大な利用者と多くの企業が集結する首都圏では車両内のデジタルサイネージは当たり前の様に普及していますが、首都圏以外では費用対効果から見て収益化が難しく普及が進んでいませんでした。首都圏に次ぐ大都市圏である近畿圏でも、JR西日本・阪急・大阪メトロが車内広告用デジタルサイネージを設置していますが、大阪メトロと阪急は非常に小規模な展開に留まっています。

今回、京阪が197両もの規模で車内DSを搭載するのはある意味衝撃です。今まで高コストで採算が取れなかった車内DSのコストが下がってきている事がうかがえるからです。今後はモバイル通信モジュールによるデータ配信の仕組みを利活用する事で、より多くの鉄道事業者で車内DSが展開される様になると思います。

 

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