ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、人気アニメ『鬼滅の刃』とのコラボレーションイベントを開催することを発表しました。開催期間は、2021年9月17日(金)~2022年2月13日(日)。日本国内だけでなく、世界中にファンをもつアニメ作品がついにUSJに登場します。
記念すべき初のコラボレーションでは、「鬼滅の刃」の世界をアトラクションで再現。目の前で実際に繰り広げられる激闘の数々で、炭治郎の“水の呼吸”をはじめ、登場人物たちの“呼吸”による流麗な剣技や息遣いを、現実に全身で楽しめるテーマパーク体験が登場します。さらに、「鬼滅の刃」の世界をより一層楽しめるパークオリジナルのフードやグッズの展開も予定しています。
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、国内興行史上初となる400億円超えを達成、歴代興行収入No.1に輝いたほか、その人気は世界にも広がり、全世界の総興行収入は500億円超えを記録するなど、世界中から支持を得ています。
なお、7月1日からUSJ公式Twitterアカウントで、炭治郎や妹の禰豆子たちが、コラボレーション内容の一部を特別に紹介。花江夏樹さん(役:竈門炭治郎)をはじめ、「鬼滅の刃」の声優陣による、今回のために録り下ろされた台詞を楽しむことができる。また、USJ公式Instagramアカウントでも、この内容について公開していくとの事です。
【出展元】
→USJ>「鬼滅の刃」を、全身で体感せよ。
USJがアジア最強コンテンツ・テーマパークに変貌!
低迷期のUSJは、家族連れを取り込めずに入場者が伸びないという問題がありました。まず、ハローキティやスヌーピーをテーマにした子供向けのエリア「ユニバーサル・ワンダーランド」を導入。続いて「ワンピース」や「妖怪ウォッチ」「進撃の巨人」など、アニメやゲームを導入する事で家族連れを取り込む事に成功し、業績が急回復しました。
づづいて、集客の関西依存から脱却をはかる為に「ハリー・ポッター」を導入、オープン以降は関西以外の遠方からの入場者が全体の4割を超える状況になりました。さらに強力なコンテンツとして「ニンテンドーワールド」をオープンさせ、さらなる集客を図ろうとしています。
USJのライバルは東京ディズニーランドと思われていますが、テーマパークの国際競争が激化してきている為、実は海外のテーマパークと競争するステージにあります。任天堂のアトラクションは世界初で、当面はUSJにしか存在しないので非常に理に適っています。
一方、ディズニーは、世界共通のコンセプトで統一された世界感が売りとなっているので、今後、海外の大都市にディズニーランドが増えると、他都市との差別化が難しくなりそうです。TDLは追加投資を行い第三パークを建設し、徹底的に磨きを掛ける戦略だと思いますがどうでしょうか。
USJは、当初の映画のテーマパークといったコアコンセプトをかなぐり捨て、映画だけにこだわらない戦略と取った事が、逆にオリジナリティーになり、強みとなっています。
日本にしかないアニメやゲームは貴重な財産です。今回ご紹介した『鬼滅の刃』のアトラクションは、もちろんUSJの様な大規模テーマパークとしては世界初で、そんなコンテンツを載せたアトラクションが毎回USJに世界初登場を続けています。これは、海外との競争に打ち活為の最大最高の武器であり、今後磨いて行く事が必要です。芝居小屋を増設・・・ではありまでんが、期間限定コンテンツを2本同時に走らせる設備投資が必要かもしれません。