長崎市の観光名所、稲佐山の山頂と麓の駅を結ぶロープウエーを巡り、市街地まで延伸させる構想が検討されています。定例長崎市議会は2021年9月15日に、稲佐山山頂と市街地を結ぶ「長崎ロープウェイ」について、2022年度をめどに延伸の可否を含めた今後の方向性を示す考えを明らかにしました。延伸する場合は幸町で整備が進む、ジャパネットたかた の「長崎スタジアムシティ」敷地内を想定。今後、関係機関との調整など課題を整理し、実現可能かどうか検討するとの事です。
【出展元】→所管事項調査に関する資料 – 長崎市
→長崎新聞社>「長崎ロープウェイ」延伸可否 長崎市、来年度めどに方向性
→事業費35億で約400m 三菱幸町工場跡へ延伸最適/長崎市、ロープウェイ調査
長崎ロープウェイは、高低差が298mある両駅間の山肌に沿う形で1090mの距離を結ぶ。市街地の景色や美しい夜景を見物するため山頂を訪れる観光客の移動手段となっている。民間企業が所有したが1998年、市に無償譲渡され、現在は指定管理者に運行業務を委託しています。
開業から62年が経過して設備は老朽化し、ふもとにある「淵神社駅舎」の場所が分かりにくいとの声があるとして、市も整備の必要性を検討していました。また、長崎スタジアムシティを手掛ける通販大手ジャパネットホールディングス(佐世保市)が延伸を希望しています。
長崎市は、4つの延伸案にうち、長崎スタジアムシティプロジェクトが計画されている三菱幸町工場跡地への延伸案が最適だとする調査結果を明らかにしています。約400m延伸するもので、事業費は35億円と試算されました。ジャパネットHD「長崎スタジアムシティプロジェクト」実施設計者および施工予定者の優先交渉権者を選定!【2024年完成目標】