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泉北高速鉄道が新型車両「9300系」を導入!南海電鉄8300系をベース、通勤型は16年ぶり、新車に合わせて既存車のラインカラーを統一



泉北高速鉄道は、2022年11月11日付けのニュースリリースで、新型通勤車両「9300系」を導入し、2023年夏から和泉中央~難波駅間で営業運転を開始すると発表しました!

外観デザインは1971年の開業以来、泉北高速鉄道のラインカラーとして定着している「ブルー」と既存の通勤車両の車体色である「アイボリー」の2色を採り入れ泉北高速らしいカラーリングが採用されました。

また、9300系の導入に合わせて、既存の通勤車両(5000系、7000系、7020系)のラインカラーについても「ライトブルー」を廃し、「ブルー」のみに順次変更し、同社線の通勤車両のラインカラー統一を図るととの事です。

【出展元】
→泉北高速鉄道>新型通勤車両「9300系」を導入します

 


新型車両のベースとなる南海電鉄8300系

9300系は、南海電鉄8300系をベースとすることで投資額を抑制しながらも、最新の鉄道車両に求められるサービス水準を提供し、エネルギー効率の高い機器やすべての灯具にLEDを採用することで消費電力を従来車両(3000系)と比較して約50%低減、4カ国語に対応した車内案内表示器を設置するなど、環境に優しく快適性の高い車両となっています。

 



内装は、木目柄を用いて落ち着きとやすらぎの空間を演出。座席シートには既存の通勤車両に合わせたカラーを採用し、泉北高速鉄道らしさを表現。客室内および出入口ドア窓に複層ガラスを採用し、保温・遮熱性を高める他、 走行用モーターに遮音性が高い全閉内扇型主電動機を採用し、車内外の騒音を低減。車内案内表示器は液晶ディスプレイ式で、4カ国語による情報案内を実施。
 



こちらは、ベース車両となる南海8300系(2次車)の様子です。泉北高速9300系は2次車をベースにマイトレインのインテリアデザインを盛り込んだ車両となります。

 



バリアフリー面では、ベビーカーやキャリーバッグなどに多目的スペースを設置。床面に優先座席及び、車いす・ベビーカースペースの表示を追加。また、座席、吊り手、手すり、窓など車内全般に抗ウィルス・抗菌加工を行うなど、最近の鉄道車両のトレンドを抑えた内容となっています。乗降ドアの警戒色(黄色のテープ)の位置が関東流なのが目に付きます。

 


※新型車両のベースとなる「南海8300系」

泉北高速9300系。南海の車両をベースにする事でコスト削減をはかりつつ、内外装でオリジナリティを旨く演出した車両だと思います。

ベースとなる南海8300系は、南海本線に60両、高野線に50両が在籍していますが、兄弟車となる泉北9300系が加わる事で、さらにその勢力を増して行きそうですね。

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