ラビットカー(Rabbit Car)は近鉄南大阪線などで運転されていた通勤電車の愛称です。旧型車で運行される急行や準急のダイヤの間を高加速・高減速で縫って走る姿がウサギを連想させるために名付けられました。
ラビットカー(近鉄6800系電車)は、1957年 – 1963年かけて製造された日本で初めての高加減速車両で起動加速度は4.0 km/h/sでした。1983年の6803Fから廃車が始まり、1993年に6855 – 6858が養老線に転出し、改番されたのを最後に近鉄から系列消滅しました。
2012年の吉野線開業100周年を記念して、オレンジバーミリオンに白帯を配した復刻塗装車両が登場しました。
車体側面にある、ウサギをモチーフにした 「ラビットマーク」です。画家の岡本太郎氏がデザインしました。
紅白の近鉄カラー(マルーンレッドとシルキーホワイト)の電車が行き交う中、オレンジバーミリオンの復刻塗装は凄いインパクトがありました。
最後は阿部野橋方面に向けて出発した復刻塗装編成の様子です。
近鉄では通勤型車両の復刻塗装が施されますが、この色は何度か阿部野橋駅で見たことがあります。
なんとも昭和の香りが漂う、懐かしさに溢れたやさしい色味がけっこう気に入ってます(^_^)