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大阪・万博アリーナ計画、最新イメージパースが公開!最大収容人数18000人、西日本最大級アリーナは2029年1月末までに開業予定


(仮称)万博アリーナは、大阪府吹田市の万博記念公園駅南側に計画されている西日本最大級のアリーナです。延べ床面積69,550m2、固定観客席13,400席、最大収容人数1万8000人で、西日本最大級の規模を計画。これは、大阪城ホールを上回る規模で、アリーナとして日本最大の埼玉スーパーアリーナに次ぐキャパシティとなります。

大阪府は、2015年 11月に「日本万国博覧会記念公園の活性化に向けた将来ビジョン」の具体化を図るため、万博記念公園駅前周辺地区において、民間事業者とともに「大規模アリーナを中核とした大阪・関西を代表する新たなスポーツ・文化の拠点づくり」を推進していくこととし事業提案を募集。

2020年10月30日に、三菱商事都市開発、AEG、関電不動産の3社で構成された企業グループが事業提案を行い、2021年5月19日に最優秀提案者に選定。2023年7月26日に企業グループと大阪府が「万博記念公園駅前周辺地区に関する基本協定書」を締結しました。


 



万博アリーナは2023年に着工し、2027年秋に第Ⅰ期(アリーナなど)の完成を目指していましたが新型コロナの影響で計画が延期されました。締結された基本協定書によると、最新の開発スケジュールは2025 年6月30日までに造成工事に着手、2029 年1月 31日までにアリーナ棟、商業・カジュアルホテル棟及び住宅棟(①-b敷 地)を開業させ、2037年3月 31日までに確定した事業計画に定める施設を全て開業する予定です。

最新の開発スケジュール
2025 年06月30日までに 造成工事に着手
2029 年01月31日までに アリーナ棟、商業・カジュアルホテル棟及び住宅棟(①-b敷 地)を開業
2037 年03月31日までに 確定した事業計画に定める施設を全て開業

 


出典:Manica Architecture Osaka Arena

万博アリーナの年間のイベント開催数は165回、来館者数は約180万人を想定。企業グループには、世界5大陸で数多くのアリーナ、大型劇場を所有・運営し、プロ・スポーツチームも所有するAEG(アンシュッツ・エンターテイメント・グループ)が参画しており、以前に企業グループが提出した事業提案書によると、招聘交渉可能な国際スポーツ大会として、世界フィギュアスケート選手権、プロテニスWTAツアー、NBA(北米プロバスケットボールリーグ)公式戦などが上げられており、国際的な大規模イベントの開催に期待が膨らみます。

最新のイメージパースが公開される!



企業グループが2023年09月22日に発表したニュースに、万博アリーナの最新の完成イメージパースが掲載されていました!事業提案書のパースとは大きく異なったデザインが描かれており驚きました。最新のパースはシンプルな円形で『巨大なルンバ』といったイメージになりました。せり出した庇の部分にLED照明の明かりが描かれており未来チックな雰囲気になりそうです。

 


こちらは事業提案書に描かれていた完成イメージパースです。和風建築を彷彿とさせるデザインでしたが複雑な形状の為、かなりコストがかかる事が予想されます。

 



コロナ禍でスケジュールが遅れていた万博アリーナ計画ですが、いよいよ着工に向けた動きが本格化してきました。デザインがシンプルになった点は若干寂しい気もしますが、新しい円形のデザインも巨大なUFOの様で、中々良いのではないでしょうか。2025 年6月30日までには、造成工事が始まる予定なので、それまでに、より詳細な施設計画が発表される事になるでしょう。

AEG(アンシュッツ・エンターテイメント・グループ)がどんな国際イベントを大阪に呼び込んでくれるのか?そのあたりのソフト面にも注目したいですね!

2 COMMENTS

三刀流

これからのアリーナは、コンサート専用としてつくられたKアリーナ横浜のように、目的特化型が国際標準になるのではないでしょうか?
コンサートもスポーツイベントも見本市も国際会議も、何でもできるというアリーナは、専用アリーナと比べ、音響装置などすべての仕様が中途半端になり、これからの国際イベント招致競争に負けるのではないでしょうか?
Kアリーナ横浜のニュースを見たときそう思いました。

アリー my dear

これに先立つ動きとして、万博記念公園駅近くにあった住宅展示場が箕面萱野に移転し、以前の施設が解体撤去されましたね。
大阪IRに続いてのうれしいニュースです♪

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