サンシティ・グループ(Suncity Group)マカオ最大のジャンケットオペレーターです。ジャンケットオペレーターとは、カジノに対して顧客を紹介することでそこから産まれる収益の一部をキックバックとして獲得する事業者で、IR事業者に向けてVIP送客・クレジットおよび回収を行い手数料収入を得る業種です。サンシティ・グループは、ジャンケットから、IR事業者(施設経営・エクイティ所有)への進化を目指しており、和歌山IRへの参入に意欲を示しています。
【公式HP】
→サンシティ・グループ(Suncity Group)
和歌山県IR基本構想
候補地:和歌山マリーナシティ
敷地面積:205,000㎡
想定されるIRの規模:延床面積 457,183㎡
投資額:2,799億円(投資回収年数 8.7年)
IR来場者数:約400万人/年
経済波及効果 (運営等):約3,000億円/年
雇用創出効果 (運営等):約2万人
カジノ施設の売上高: 1,401億円
和歌山県への納付金 (見込額) :210億円
カジノ施設入場者数:3,575千人 (日本人2,448千人)
和歌山県への入場料収入 (見込額):73億円 (宿泊客:34億円) (日帰り客:39億円)
・ラグジュアリーホテル ホテル客室数2,500室を有するハイグレードなラグジュアリーホテルを想定。カジノはラグジュアリーホテル内への設置を想定。
・国際会議場・展示施設 多機能アリーナやハイグレード会議室が含まれる50,000㎡の施設を想定
・その他施設・・・魅力発信施設、ツアーデスク、駐車場を想定
・水族館、植物園、博物館、劇場、テーマパーク、ショッピングモール、プール等の提案あり
先日ご紹介したツーリズムEXPOジャパン2019 大阪・関西にサンシティグループが和歌山IRの精巧な模型を展示していました。模型の情報量は圧倒的でコンセプトムービーよりもスケール感をつかむ事が出来ました。
サンシティグループが発表した和歌山IRは「城・庭・港」をコアコンセプトに施設がデザインされています。和歌山城、特に建築当初の姿を現在に遺す石垣から美や洗練の蓄積を、六義園からは日本庭園の要素(庭木、庭石、苔、橋、手水鉢、茶室、灯籠、池)を読み解き施設デザイン、レイアウトに生かされています。
超巨大な和モダン建築ですね。
和歌山IRの計画地はポルトヨーロッパの東側、リゾートマンションが建ち並ぶエリアの南側の敷地です。模型には既存施設が設置されており、IR施設の桁違いの大きさを実感する事が出来ました。