出展:大阪・淀屋橋 再開発のツインビル、東西のデザイン調和
御堂筋の淀屋橋付近で構想されていた通称「淀屋橋ツインタワー計画」の西側敷地の完成イメージパースが公開されました!
淀屋橋ツインタワー構想は御堂筋の北側の玄関と言える淀屋橋駅付近の東西の角地に超高層ツインビルを建設する再開発構想です。計画地は御堂筋と土佐堀通の交差点の東西の角地で、今回完成予想パースが公開されたのは西側敷地は約7200平米のビル(135m)で、大和ハウス、住友商事、住友生命、関電不動産開発、ミズノ、白洋舎などビルを保有する11者が事業主体となります。少し前に、日本土地建物と京阪電鉄が事業主体となり開発が行われ東側敷地(約3900平米)(150m)の開発構想が明らかになっていましたが、西側のパースが公開された事でツインタワー構想の全貌が明らかになってきました。
新ビルは東側が高さ150m、西側が135mで延床面積は2棟合計で20万㎡を超える大型開発です。大阪市は御堂筋の玄関口の角地にデザインを調和させた「ゲートウェイ」となるシンボリックなビルを同時開発する事で沿道の価値を高められると判断し容積率を通常1000%の容積率が1600%に緩和されました。
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出展:大阪・淀屋橋 再開発のツインビル、東西のデザイン調和
こちらは夜景のイメージパースです。景観ガイドラインに沿って50mの軒線が強調されていますが高さが圧倒的です。2020年代は老朽化したビルの更新時期にあたる為、今後も複数の建て替え計画が浮上すると思います。

大阪都心部ではインバウンド需要の高まりに伴いホテルの建設が相次ぎ、タワーマンションの需要が堅調だった事から、大型ハイグレードオフィスの新規供給が極端に少なくなっていました。最近になって、今回パースが明らかになった淀屋橋ツインタワー構想の西側(135m)や東側(150m)、日本生命淀屋橋ビルの建て替え(123m)、(仮称)本町サンケイビルなど、オフィスビルの新規案件が数件浮上しオフィス不足解消に向けた動きが出始めています。
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