『Kawasaki Arena-City Project』京急川崎駅前に 1万人超の屋上に「世界初」のルーフトップパークを設けた超立体アリーナ誕生へ !キービジュアル公開、2030年10月開業予定

ディー・エヌ・エー京浜急行電鉄は、京急川崎駅隣接地で進める新アリーナ開発について、プロジェクト名称を「Kawasaki Arena-City Project」に改め、計画の重点項目とイメージビジュアルを公開しました。新アリーナは2027年中に着工し、2030年10月に開業する予定です。

本計画は、川崎ブレイブサンダースのホームアリーナ整備を中核にしつつ、周辺地域を含めた「アリーナシティ」として街づくりを一体的に進める点が特徴です。単体施設の整備にとどまらず、駅前動線や公共空間、コンテンツ、サステナビリティ施策までを同じ設計図の中に組み込む方針が示されています。

1. 計画地と対象エリア


計画地は京急川崎駅の東側(多摩川側)に位置し、JR川崎駅方面からの動線や駅前・高架下などを含むエリアを視野に入れて検討が進められています。あわせて、多摩川河川敷の整備・開発とも連携する方針が明記されています。

2. 3つの重点項目

今回提示された骨格は、次の3本柱です。


(1)街と調和したアリーナシティ開発

  • 2027年中着工、2030年10月開業予定

  • 「1万人以上が収容可能なアリーナとして世界初」とされるルーフトップパークの開発

  • 多摩川河川敷の整備・開発と連携

(2)街を賑わせるコンテンツ開発

ホームゲームに加え、スポーツ・ライブエンタメ等の興行を重ね、街の賑わいを継続的に生む運営を目指すとされています。


(3)持続可能な街の開発(Kawasaki 2050 Model)

アリーナと周辺地域を舞台に、企業や行政と連携しながら社会課題の実証・実装を進める「Kawasaki 2050 Model」を最重要施策として位置付けています。

3. アリーナ計画の概要


収容規模と利用想定

新アリーナは1万人以上の収容を想定し、川崎ブレイブサンダースのホームゲームのほか、ライブ・スポーツ・エンタメ興行など多目的利用を見込むとされています。


年間来場者数の想定

アリーナ単体ではなく「アリーナシティ」として、年間330万人の来場を見込むとしています。

4.限られた敷地を“立体で使い切る”ターミナル近接スタジアムシティ

本計画の要点は、駅前という利便性の高い立地条件と引き換えに、敷地に余裕が出にくい環境であることを前提に、アリーナと周辺機能を上下方向に積層して成立させる点にあります。

今回公開されたイメージでも、アリーナを「単体の箱」として完結させるのではなく、街の動線と連続する公共空間や滞留空間を組み込み、イベント開催日だけでなく日常でも使われる拠点として構成する意図が読み取れます。

5. “世界初”とされるルーフトップパーク

アリーナ屋上には「ルーフトップパーク」を整備し、誰でも使える憩いの場として開放する方針です。DeNAの発表では、「1万人以上が収容可能なアリーナとして世界初」となるルーフトップパークと説明されています。この屋上空間は、観戦前後の滞留に加え、日常利用も想定した設計として語られており、アリーナを「開催日だけ稼働する施設」にしないための重要な装置として位置付けられています。

6. Kawasaki 2050 Modelと行政連携、パートナー参画

Kawasaki 2050 Modelでは、気候変動/自然再興/循環経済/個性の躍動/Well-beingの5テーマを掲げ、アリーナシティを社会実装の舞台として活用する方針が示されています。この推進にあたり、DeNA・川崎ブレイブサンダース・川崎市が協定を締結したことも報じられています。また、パートナー第1弾として味の素三菱化工機の参画が発表されました。両社はスポンサーにとどまらず、アリーナシティの機能形成に関与する「共創パートナー」として位置付けられています。

7. 今後の注目点

本計画は「アリーナ建設」ではなく「街区運営」までを含めた構想として提示されています。そのため、開業後の評価は次のような運用面で左右されます。


  • ルーフトップパークが、イベント前後だけでなく日常の居場所として定着するか

  • 年間330万人という人流が、興行依存ではなく平準化された来訪として積み上がるか

  • Kawasaki 2050 Modelが、実証で終わらず地域に根付く実装として継続するか





出典・参考資料

  • ディー・エヌ・エー:プレスリリース(2026年1月29日)

  • 京浜急行電鉄:ニュースリリースPDF(2025年1月29日公開資料)

  • オリコン:ビジュアル公開・ルーフトップパーク等の概要(2026年2月1日)

  • Real Sound:発表会レポート(開業時期「2030年10月」明確化等)(2026年1月30日)

  • Impress Watch:計画地・対象エリア、330万人想定、屋上公園などの整理(2026年1月)

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