京阪ホールディングスは、2024年12月16日付けのニュースリリースで、京阪三条駅の地上駅跡地での再開発「(仮称)三条駅周辺プロジェクト」の開発構想届を京都市に提出したと発表しました!
計画地は、京阪三条駅と市営地下鉄東西線三条京阪駅にはさまれた敷地面積:約6,400㎡で、1987年まで京阪本線の駅舎、1997年まで京津線の駅舎があった場所です。新ビルは、地上6階、地下2階、延床面積は約28,000㎡の複合施設で、ホテルや商業施設の入居を計画。祇園など東山地区の観光名所に近く、インバウンド向けに文化の発信や買い物の拠点整備を行い、2029年中の開業をめざす計画です。
計画地周辺は、三条大橋から東山を望む景観への配慮が求められる地域のため、鴨川沿いで12m、鴨川から離れるにつれ15m、20mという高さ制限があり、投資に見合う高度利用ができない、という課題がありました。
そのため、規制緩和をはかるため、計画地を含む三条駅周辺の約9.6haが、2024年12月13日に、内閣府の「都市再生緊急整備地域」に指定されました。京阪HDは都市再生特別区の提案を行う予定で、地域との調和などを条件として、高さ制限や容積率の緩和など土地の高度利用に大きく道が開ける。京阪HDは、高さ制限を25mに緩和する協議を市と進める方針です。再開発が始動すれば、三条駅周辺の活性化の起爆剤になる他、京阪HDの鉄道以外のセグメント売上高の増大に向けた、重要な開発になりそうです。
計画概要
計画名称:(仮称)三条駅周辺プロジェクト所在地:京都府京都市東山区大和大路通三条下る東側大黒町139-1ほか
階数:地上6階、地下2階
高さ:25m程度まで高さ規制の緩和を図る
主用途:商業施設、ホテル
敷地面積:約6,400m2
延床面積:約28,000㎡
事業主:京阪ホールディング
開業:2029年中