仙台空港駅は同空港の最寄り駅で、仙台空港アクセス線の終点です。仙台空港アクセス線は名取駅から仙台空港駅までを結ぶ7.1kmのアクセス鉄道で、全ての電車が東北本線に乗り入れ、空港駅と仙台駅を直結しています。
以前はリムジンバスに頼っていた空港アクセス。リムジンバスの所用時間は朝夕50分-60分強、片道¥910と思いのほか時間とコストがかかっていました。しかし、この仙台空アクセス線の開業により仙台空港の利便性が飛躍的に高まりました。仙台駅からの所要時間は快速列車で17分、普通列車で24分、料金は¥630です。
改札口付近の様子です。自動改札機は4通路。
運転本数は1時間3本、日中20分ヘッドでの運行です。
それにしても、空の玄関口とあって気合いの入った造りです。ちなみに、じっくり撮影する為に1本見送りました。ホーム上に全く人影が見えないのはその為です。
ユニバーサルシティ駅と似たテント屋根が明るく美しい。
ホームの様子です。駅名票と絡めて。
ステンレス車体の最新車両。正面デザインは国鉄末期に開発された211系の正常進化版といった所でしょうか。
E231系近郊型を彷彿とさせる車内です。カレンチバーによる片持ち式のボックスシートが見慣れない為でしょうか?違和感ありまくりでした。
関西私鉄や新快速ではおなじみの「転換クロスシート」では無くボックスシート。このあたりはJR東日本の流儀を感じます。
仙台空港駅。駅直結で機能的な駅で好印象でした。また今回整備された空港アクセス鉄道は定時性に優れ仙台空港からの所要時間も大幅に短縮され利便性は飛躍的に高まりました。地元では「料金が高い」等の意見を聞きましたが、空港利用者の立場からは「所用時間が大幅に短縮され、リムジンバスと比べると料金も妥当」だと思います。仙台は堅実にインフラ整備を進めていますね。