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関西のバス会社が関空に結集して『関西空港』〜『りんくうタウン駅』間のピストン輸送を実施!

 

18日に大幅前倒し復旧が決まった関西空港の空港線。アクセス鉄道の復帰は非常に嬉しいニュースですが、15日時点では「りんくうタウン駅~関西空港間」のアクセスは「無料バス」が担っています。その光景を見て感激したのでご紹介したいと思います。  

   


 

 

 

 


9月14日〜の無料バスのダイヤです。りんくうタウン駅前〜関西空港(T1・T2)間を概ね4分〜8分間隔で運行しています。りんくうタウン駅〜T2までは概ね5kmほど、往復10kmの距離があり、その間をこの間隔で運行するには莫大な数のバスが必要になります。

 

 

 

 

 



 

そこで関西空港のピンチを救うべく関西中のバス会社が結集し、無料バスの運行を行う事になりました!

会社、路線バス、観光バスの種類は問わず。まさに関西のバス会社の総力戦です。各社のチカラを結集し、この難局に立ち向かっている姿を見ると熱いものがこみ上げてきました。

 

 

 

 

 


第2ターミナル前にズラリと並んだだ無料バス。

 

 

 

 

 

 

 

 


奈良交通のバスです。無料バスには運転席右側にプレートが掲げられています。

 

 

 

 

 

 

 

 


近鉄バス。路線バスの車体ですね。ものすごい違和感です。

 

 

 

 

 

 

 

 


阪神のサラダエクスプレス。

 

 

 

 

 

 

 


極めつけは奈良交通の路線バス!近所のニュータウンで見かける低床車です。これをT2で見る日が来るとは・・・!

 

 

 

 

 

 


最後は、りんくうタウン駅に到着した、無料バスの様子です。ロータリーにはひっきりなしにバスが到着していました。様々な会社のバスが集結しピストン輸送を行っている姿を見ると、なんだか「関西の底力」を見た気がしました。幸い鉄道アクセスが18日から復旧しますので、この異種格闘技戦は間もなく見納めです。この凄まじい光景は長く僕の記憶に残る事でしょう。本当にありがとうございます。

7 COMMENTS

tanakaseikakeihanna

まるでバス祭りみたいな光景 ことしも30日に京都でありますが・・・(昨年は台風で中止) りんくうタウンに奈良交通の路線バス車両ってかなり新鮮ですねしかも会社アピールみたいに新車をもっていくのもいいですね

くぼけん

バス会社の皆様の心意気とプロ魂に感動します!
オール関西!がんばれ公共交通!
うちはマイカー1台処分しました、お出かけはバスに乗ります。

頑張ろう大阪、頑張ろう関空

私が十六日の日曜日、東京羽田から関空に着いて、りんくうタウンへの無料バスを利用しようと待っていたらそこに来たのはなんと阪神バス。
まさか大阪南部の地で阪神バスに乗ることになろうとは。
そしてりんくうタウンに着いたら阪急バス、南海バス、阪神バスの並びに。
なんか往年のプロ野球みたいで胸熱な瞬間でした。

ぽてちん

掛け声だけの「オール関西」って言うのを時折耳にしますが、これは紛れもない本物のオール関西ですね。

アリー my dear

今回の復旧途上の関空の現状を取材されたこの記事は、これから先記憶としてはもちろんのこと、貴重な資料となることでしょうね。
大変ななかの取材、お疲れさまでした(^_^)a

頑張ろう大阪、頑張ろう関空

阪神淡路大震災の時も鉄道が麻痺状態で、地域住民の足が失われどうしようもない時に、バスが大活躍したことがありましたね。
あの時は日本全国からバスが集結しました。私は写真でしか見てませんがJR九州の真っ赤なバスが阪神間を走っているのを見て感動したのを覚えています。
しかしあの時と今ではバス会社にとって決定的に違う事があります。
2001年からの小泉内閣で行われた規制改革(果たして改革なのか、ものによっては改悪じゃないかと思いますが)によって高速バスは事実上、参入への障壁が無くなり、どの会社も自由に路線に参入出来るようになりました。その結果、何が起きたか。
利幅の大きい高速バス事業がそれほど儲からなくなり、高速バス事業の利益で維持してきた赤字路線が持ちこたえられなくなり廃止が続出。特に地方では深刻な問題となりました。それは同時にバス会社が余裕を持って運転手やバスを抱える事が出来なくなった事を意味します。
阪神淡路大震災の時は規制改革前。バス会社に余裕がありましたから、日本全国からバスが集結出来た。被災地にバスを出しても地元の足は維持できた。しかし今は違う。
余分なバスや運転手は無い。ギリギリです。
今回、関空の為にバスを出している会社は、経費は関空会社持ちでしょうが 、バスや運転手の遣り繰りに相当に悩み苦しんでいる筈です。
それでもなお、関空の為に、大阪の為に、ひいては日本国の為にとバスを提供して下さるバス会社には本当に頭が下がる思いです。
明日、関空に到着したら、当然、この臨時のシャトルバスを利用する事になります。
その勇姿を、頑張りをしっかりと記憶して記録しておきます。

アリー my dear

これぞまさしく「大阪・関西の底力、心意気」ですね!( ◠‿◠ )
力を結集して危機的状態に立ち向かう姿には、ちょっと感激して目が潤んできそうです…だけどとても心強いし、会社の垣根を超えた結束は素晴らしいの一言だと思わずにいられませんでした。カッコいいですよ、皆さん٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

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