旧朝日放送・ホテルプラザ跡はホロニクスグループの医療法人「医誠会」が、医誠会国際病院、医療モール、i-Mall Wellness、 IMWプロジェクトから成る、最先端のメディカルコンプレックス施設を計画していましたが、計画が動き出す事は無く長らく更地の状態が続いていました。そんな同地ですが、積水ハウスなどからなる5社が、旧朝日放送社屋・ホテルプラザ跡地のうち、約1haを2016年12月に取得し、超高層タワーマンションを建設する事になりました。建設されるタワーマンションの高さは、航空法の高さ制限ギリギリの178m(制限は海抜179m)、延べ床面積は10万㎡に迫る超弩級の大型タワーマンションです。
【スペック】
名称:(仮称)大阪市北区大淀南2丁目OM計画
所在地:大阪市北区大淀南2丁目2番1(地名地番)
階数:地上51階、塔屋2階、地下1階
高さ:178m
構造:RC造、一部S造
杭・基礎 :
主用途:共同住宅、店舗
総戸数:約900戸
敷地面積:10,337.43m2
建築面積:4,050m2
延床面積:99,990m2 ※容積率対象面積72,300㎡
建築主:積水ハウス、三菱地所レジデンス、東急不動産、東京建物、アサヒプロパティズ
設計者:竹中工務店
施工者:竹中工務店
着工:2018年05月(予定)
竣工:2022年06月(予定)
大阪都心部で延床面積が10万平米クラスのタワーマンションは、他にはザ・サンクタスタワー(高さ189.55m、延床面積99,731.33㎡、総戸数874戸)、ザ・パークハウス中之島タワー(高さ193m、延床面積:99,700㎡、総戸数894戸)、計画中のモノでは住友不動産がもと大阪北小学校跡で計画している(仮称)梅田曽根崎計画 (高さ約193m、延床面積約111,500m2、総戸数:約900戸/客室数:約200室)の3棟だけです。(仮称)大阪市北区大淀南2丁目OM計画はその中では最も高さが低いですが、横幅が若干太いタワー形状(東西47m✕南北56m)となっています。
配置図です。(仮称)大阪市北区大淀南2丁目OM計画の超高層タワーは敷地西側に位置しており、既存のローレルタワーサンクタス梅田との「お見合い配置」は避ける位置になっています。
暫く取材していませんでしたが、以前より一際高い仮囲いに変わっていたので「何か始まったな?」と思い撮影してみました。現地に掲示されていた作業工程表には「解体工事」との記載が。
敷地南側の様子です。
延々と続く仮囲いを見るとこの計画の規模の大きさが実感できます。ただ、地上からみただけでは変化を見る事は出来ませんでしたが・・・
明治安田生命大阪梅田ビルから見ると、地中障害物の除去工事が行われていました。5月の着工に向けて既に事前準備が始まっています。