長年ペンディング状態になっている旧札幌西武跡地ですが、非常に大きな再開発に発展する見通しとなりました。札幌西武は札幌駅前の一等地にありましたが、2009年閉店し、ヨドバシカメラが11年に土地と建物を取得、建物を解体し更地となっています。札幌市は2017年2月に、この土地を含む街区(中央区北4西3)全体の再開発を視野にヨドバシや北海道建設会館などの地権者と共に検討会を設立。各地権者の意向を聞いていましたが、開発準備組合の年内設立に向け調整に入ったとの事です。
JR札幌駅南口の札幌西武跡地の再開発で、2029年秋までの複合商業ビルの完成を目指し、札幌市が、家電量販店ヨドバシカメラ(東京)など地権者と、再開発準備組合の年内設立に向け調整に入ったことが27日分かった。北海道新幹線札幌延伸の工期短縮をにらみ、駅前の一等地の高度利用を進める構想。総事業費は1千億円規模で、地上30階以上となる可能性がある。合意などの手続きや資金調達が円滑に進めば、23年にも着工できる見通しだ。
出典元:北海道新聞

ヨドバシが取得した旧札幌西武跡地を中心とする、札幌市中央区北4西3街区の面積は約1ヘクタール。再開発の総事業費は1000億円規模で、地上30階建て以上の超高層ビルの建設が見込まれるとの事です。実現すれば札幌市にヨドバシ札幌タワーが生まれる事になります。

京都ヨドバシの様子です。ヨドバシ梅田の建物をフォーマットにした「マルチメディア館」の業態となっています。

マルチメディア館の業態を最初に確立したヨドバシ仙台の様子です。こちらも旧館跡に新ビルを建設する計画がありますが、中々着工されずにヤキモキしている所です。

仙台での成功を受け、満を持して建設されたヨドバシカメラ・マルチメディア梅田の様子です。今回、報道された札幌市中央区北4西3街区の再開発が実現すれば、ヨドバシ梅田並みの巨大開発になりそうです。


