ついにこの日がきました。長らく天満橋から中之島北部を東西に横断する鉄道新線「京阪中之島線が今日(2008年10月19日)に開業しました!早速天満橋→中之島まで順番に駅巡りをしてきました。
起点となる天満橋にある「八軒屋浜」のリバーサイドテラスではミニコンサートが開かれていて、新線開業を盛り上げていました。
続いて天満橋のホームにおりましたが、ご祝儀乗車が多くてかなり込んでました。ホーム上に設置されているフルカラーLEDを使用した案内装置が大きくて見やすい!中之島線の為に設定された新種別「快速急行」が掲示されています。
間もなくホームには、最新鋭N3000系(通称)が入ってきました。写真はピンぼけで撃沈でしたが、新型車両の出来映えは◎!の出来でした。LEXUSのシートにも利用されている「アルカンタラ」素材を使ったシート、高めの背もたれはプライベート感を演出していました。室内に設置されたLCDモニタ装置の表示方法がかっこ良く、路線図をスクロールさせながら見せる斬新な表示でした。同グレードと思われる阪急9300系といい勝負です。個人的には甲乙付けがたいな。
駅間のシールドトンネルをのぞいてみました。サイバーな雰囲気満点です!シールドマシンが頑張って掘ってくれたんでしょう。滑るように電車が行き交っていました。
天満橋→なにわ橋駅に移動。中之島公会堂の真ん前の駅です。
ホーム上の空間は細部に至までデザインされており、非常に気持ちがよいです。壁面には御影石と木材を組み合わせてあります。
各駅のホーム上に設置されているベンチですが、これまたシンプルながらお洒落な感じですよね。
ホームから改札階に上がりました。この改札階の天井高さは10mあるそうで、私鉄駅の地下空間としては特筆すべき高さです。また、ふんだんに使われた木材が斬新な印象を与えています。
壁面と屋上を見上げたところ。高い天井が気持ちいい。それにしても本当に多くの木材がつかわれています。駅とは思えない心地よい空間です。
木、石、ガラス、鉄、異なった素材の調和
コンコースからホームにかけてはあくまでクールな印象
フルカラーLEDを使用した電光掲示板。
乗り越し精算機の案内板のデザインまでカッコいい!案内サイン類のデザインが秀逸で関心しました。駅名や出入り口案内、精算機の案内に至まで徹底されており、非常に美しいです。広島のアストラムラインのデザインを手がけた「株式会社GKデザイン総研広島」が担当しているとの事です。新生京阪のトータルデザインに期待です。
この「なにわ橋駅」の出入り口のデザインは安藤忠雄さんのデザインです。安藤さんらしいガラスとコンクリート打ちっぱなしのデザインでした。
ガラス張りの出入り口。丸い半円は中央公会堂をイメージしているそうです。
壁面のガラスタイルには数万のLED照明が埋め込まれています
出入り口周辺はまだまだ工事中状態でごちゃごちゃしていました。現状復旧工事が完了すれば、公会堂周辺の美しい景観が戻ってくる事でしょう。
アートエリアB1?イベントスペースの様です