仙台市交通局は2021年5月18日に、地下鉄南北線に導入する新型車両「3000系」のデザインを決定したと発表しました。3000系のデザインは、仙台市民からの投票により決定したもの。3案のうち「南北線車両からの進化」がコンセプトのA案が約1万3000票中、6,251票(48%)票を獲得し、これに決定しました!
決定したデザインでは、車両の先頭形状をくの字型とし、現行車両「1000N系」のスタイルを継承。ライトは前面ラインと一体化させ、進化したイメージをイメージを創出します。
3000系は、2022年度より車両製作に着手し、2024年度に運用を開始する予定。1987年の南北線開業時に導入した1000N系を、順次置き換える計画です。
【出展元】 →地下鉄南北線の新型車両デザインが決定しました(発表資料)これまでの経緯
開業以来の活躍が続く1000系
仙台市地下鉄南北線に導入予定の新型車両「3000系」。新しい車両は2024年度に登場する予定ですが、そのデザインを決める市民投票が行われる事が明らかになりました。デザイン案はA〜Cの3案が作成され、いずれも杜の都をイメージした現行車両の緑ラインを踏襲しています。市交通局は 2021年3月9日~29日に投票用の特設サイトを開設し、市民や地下鉄利用者、沿線の小学生の投票で、最多得票のデザインを採用し、5月に決定案が発表されます。
南北線の新車両、どれがいい? 市民投票で3案から決定へ 仙台市 | 河北新報オンラインニュース
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) February 19, 2021
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候補に挙がっていた3案
A案は先頭の形が「くの字」で現行車両のスタイルを継承。前面ライトは緑ラインと一体化させ、側面上部に濃淡2本の緑ラインを入れ、南北線の進化をイメージしてます。ホームドアの普及を受け、ラインカラーが車両上部に配置されています。これは3案とも同じです。
B案は、先頭が緩やかにカーブしたシンプルな形状で、正方形のライトと緑のワンポイントがアクセントとなり、優しい表情をつくる。側面上部には濃淡2本の緑ラインを入れています。
C案は「懐かしくて新しい」をコンセプトに、1976年に廃止した仙台市電をモチーフとする。前面は丸形ライト、緑とオレンジのラインでレトロ感を創出する一方、先頭は角がなく、丸みのある形とし、新しい印象も持たせました。
東西線の2000系
仙台市営地下鉄は、東北初の地下鉄として1987年に八乙女〜富沢間が開業し、現行1000系車両がデビューしました。1988年には「ファジー制御」などが評価され、性能やデザインに優れた車両に贈られる「ローレル賞」に選ばれました。2003~13年度かけてに大規模リニューアルが行われ1000N系となりました。市交通局は20年3月、日立製作所などと新型車両の製造契約を締結し24年度から7年程度をかけて、1編成(4両)を加えた全22編成を置き換える計画を進めています。
A案で決まりましたか、個人的にはC案もよかったと思いますね。B案はなんか正面から見た面構えがいまいち締まりがないような気がして(^_^;)
車両更新、いよいよですね。
地下鉄開業時は、私は小学生でした。
開業前の試乗会、ワクワクしながら乗ったのを思い出します。
それにしても、1000系電車はシンプルですが、
時代を経ても劣化しない名デザインだと思います。
この時代だと、けいはんな線の7000系とこの1000系かな。