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JR西日本が大阪駅で「電子ペーパーを活用した可変式掲示板」の実証実験を実施

JR西日本は2019年10月30日付けのニュースリリースで、(仮称)うめきた(大阪)地下駅での実現に向けた「電子ペーパーを活用した可変式掲示板」の実証実験を実施すると発表しました。場所は大阪駅 連絡橋口および御堂筋口の改札付近コンコースで 2019年11月1日(金曜日)から2020年2月ごろまでを予定しています。

大阪うめきた駅地下ホームでの導入可能性を探る


JR西日本は、2023年春に開業予定のうめきた(大阪)地下駅を「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する駅と位置づけ、「『あなた』が笑顔になる駅」をコンセプトに検討を進めています。今回はうめきた地下駅でサービス提供の実現に向けた可能性を検討するために「電子ペーパーを活用した可変式掲示板」の実証実験が行われます。

電子ペーパーとは?


電子ペーパーは、紙と同レベルの薄さや視認性を備えた表示メディアで、表示内容を繰り返し書き換えられる媒体です。バックライトを使わずに表示し、画面の書き換え時にしか電力を使わない為、消費電力が少ないのが特徴です。紙のように柔らかく、ある程度の折り曲げにも耐えられるものもあります。電子書籍リーダーや駅構内の広告などに採用されています。
大日本印刷が提供するDNP電子ペーパー(EInk方式)は、 EInk社が開発したEInk方式(電気泳動方式)の電子ペーパー「PRISM」を採用し、柔らかい色彩とグラデーション表現を得意としています。表示する色や模様を変化させてアイキャッチ効果や意匠性を高め、生活者に強く商品やサービスなどの情報を訴求することができます。


実証実験の内容


駅の旅客案内は案内サインがメインですが、イベント開催や異常時など、突発的な情報は、自立式の掲示板により案内しています。実証実験は、鉄道案内としては初めて、DNP電子ペーパー(EInk方式)を用いることで、自立式の掲示版で可変的な情報提供が行われます。
可変式掲示板は、のりばや周辺情報、異常時情報を多言語かつ、旅客の流動に応じた最適な場所で案内できることが特徴です。各箇所に16台の可変式掲示板を配置し、訪日外国人も含め、駅構内における利用者への効果的な情報提供の手法を検証する予定です。

出展:https://www.jeki.co.jp/info/files/upload/20190904/190902_%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BCPRISM.pdf

1 COMMENT

ikenobo

これは急速に普及するんじゃないでしょうか。交通案内や乗り換え情報は静止画なので、なにも高価なデジタルサイネージを設置せずにすみますね。場所の取りにくいホームドアや車窓、中吊りなんかでも重宝しそう。

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