広島市は、Park-PFIと指定管理者制度を活用し、旧広島市民球場跡地の整備及び管理運営を行う民間事業者の公募を2021年3月26日より実施していましたが、8月3日に、NTT都市開発を代表企業とする企業グループ「NEW HIROSHIMA GATEPARK」(構成員・大成建設、中国新聞社、広島バスセンター、広島電鉄、NTTアーバンバリューサポート、NTTファシリティーズ、シーケィ・テック、NSP設計)を選定しました!月内にも仮協定・仮契約を結び、9月議会での議決後に公募設置等計画を認定する予定です。
【出展元】
→旧広島市民球場跡地整備等事業に関する事業者の公募結果(令和3年8月3日)
グループ名 NEW HIROSHIMA GATEPARK
(代表法人) エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社
(構成法人) 大成建設株式会社中国支店
株式会社中国新聞社
株式会社広島バスセンター
広島電鉄株式会社
NTTアーバンバリューサポート株式会社
株式会社NTTファシリティーズ
株式会社シーケィ・テック
株式会社NSP設計
特定者の提案は、「世界に誇れる求心力のある都市公園をつくる」を全体コンセプトに、
「市民の新しいライフスタイルへのゲート」
「地域全体の魅力と回遊性を高めるゲート」
の2つのゲートを掲げ、旧市民球場の記憶を継承し、多様な人々が集い平和を実感できる市民公園、地域全体の魅力向上・回遊性向上に貢献する計画としています。
計画では、平和軸をつなぎ、未来の平和をつくるシンボルとなる「ピースプロムナード」と、旧広島市民球場の“かたち”を継承する「二つのリボン」を骨格とした公園を計画。また、周辺ゾーンの特徴を園内に取り込み、広島の都心に新しい人の流れとにぎわいをつくり、公園と一体的に利用できる木造店舗群を整備し、弓形・点在型の配置により回遊性を促すことを提案しています。
ピースプロムナードは、平和記念公園から中央公園に至る平和軸を顕著化させ、路面電車の被爆敷石や水景、桜並木など広島の土地や歴史とつながりがあるデザインとします。
二つのリボンは、旧広島市民球場の形状を大小二つのリボンで表現。リボンに囲まれたモアレプラザが野球場特有の祝祭性や中心性を継承し、公園全体ににぎわいを発生させる計画です。
整備される公募対象公園施設は、広島の都心に新しい人の流れとにぎわいをつくり公園と一体的に利用できる木造店舗群を提案。親和性の高い店舗を誘致し、都心部で不足している「居心地の良い屋外環境」と「休憩できる滞在型施設」を計画地内に適切に配置します。各店舗は公園の外周部に点在させ、変化に富むシークエンスを生みだし、紙屋町から新サッカースタジアム方面へ人々を導きます。
店舗は木造の低層で水平基調の外観とするほか、公園に人々の居場所となる大きな屋根を架けて整形な“ハコ”型の店舗を形成、開放的なデザインと必要な機能面が両立する計画とします。
事業対象エリアは、中央公園の一部である旧広島市民球場跡地など約46,500万㎡で
2023年3月のオープンを目指しています。また、公募設置等計画の有効期間は2022年4月1日から2042年3月末までの20年間となっています。