神戸港を横断する国内最大規模の『都市型ロープウェイ構想』が浮上!神戸市が2021年度予算で調査費を計上

出典:GoogleMAP 筆者が加筆 

神戸新聞が伝える所によると、神戸市が、神戸港一帯の回遊性を高めるため、ウオーターフロント再開発事業で、国内最長を見込む海上ロープウエーの整備を検討しているとの事です。三宮の南にある新港突堤西地区と神戸メリケンパークのある中突堤、神戸ハーバーランドを結ぶルートを構想し、2021年度に調査を計画。実現すれば、海上から見下ろす臨海部に加え市街地と背後に連なる六甲山系を眺望できる観光資源になるだけでなく、アクセス面が課題となっている新港突堤西地区への回遊性が大幅に向上する事になります。 ロープウエーは民設民営を想定、港内にある市有地3カ所で乗降駅の建設を検討。最長ば約1・2kmの規模となります。上の図は僕が想像で作成したモノなので、駅や支柱の位置、名称など全て空想です。3駅を設ける場合、途中駅は支柱に比べ低い位置に設けられます。その為、アップダウンを想定して最低2本の支柱が必要になると予想できます。 ※福島区民さんから情報を頂きました、ありがとうございました!


 

 

2021年4月に日本初の都市型ロープウェイが横浜港に開業


都市型ロープウエーは新しい中量輸送機関として注目を集めており、日本では2021年4月に横浜港に総延長約630mのYOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)が開業する予定です。みなとみらい21MM21)地区の新港ふ頭にある運河パークとJR桜木町駅前の間の約630mを所要片道2分半~3分で結ぶ計画で工事が進んでいます。また、自走式ロープウェイの「Zippar(ジッパー)」であれば、分岐や輸送量の調整が可能なので、こちらも検討に加えて欲しいと思いました。

 

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2021年度予算に調査費を計上


神戸港一帯の回遊性を高める他の方策は、人道橋の架橋やBRTやスマートモビリティの導入などなど、多様な交通モードが検討されています。神戸市は事業者から意見を聞く市場調査で、ロープウエー事業への参入意欲なども併せて把握し、計画を固めたい考えで2021年度当初予算案に調査費を計上する方針です。神戸港の都市型ロープウェイ実現すれば、国内最大の事業となる可能性が高く、神戸市は移動だけでなく「新たなミナトを楽しむアトラクション」として話題を呼びそうです。

 

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