JR西日本は、2013年4月17日発のプレスリリースにて、高槻市および弊社との間で、高槻駅の安全性と快適性の向上を図ることを目的としたホーム改良に関する協定を締結したと発表しましました。駅改良工事の内容は、ホーム新設工事 ・乗換通路工事 ・支障移転工事となっており、概算事業費は約48億円、2016年春に供用を目指し工事が進められてきました。
長らく工事が行われてきましたが、2016年3月26日に行われたダイヤ改正と当時に新快速専用の新設ホームの使用が始まりました!前回の昇降式ホーム柵につづいて、今回は新設ホームとホーム上の設備についてレポートして行きたいと思います。
長らく工事が行われてきましたが、2016年3月26日に行われたダイヤ改正と当時に新快速専用の新設ホームの使用が始まりました!前回の昇降式ホーム柵につづいて、今回は新設ホームとホーム上の設備についてレポートして行きたいと思います。
【過去記事】
→JR京都線ー高槻駅の新快速専用ホームで日本初となる実用運用の「昇降式ホーム柵」が稼働開始!
→JR京都線-高槻駅改良計画 15.11
→JR京都線-高槻駅改良計画 15.06
→JR京都線-高槻駅改良計画 15.03
→JR京都線-高槻駅改良計画 14.11
【JR西日本プレスリリース】
→東海道本線(JR京都線)高槻駅改良計画について
→東海道本線(JR京都線)高槻駅改良計画について
JR高槻駅の2011年の乗降客数は123,542人/日。これは、JR西日本の中で第10位の利用客数ですが、利用客数が多い割にホーム幅が狭く朝夕のラッシュ時は大変混雑している状況です。今回の改良工事では、ホームの無い1番線(上り外側線の待避線)と8番線 (下り外側線の待避線)を廃止し、その跡地に新快速用のホームを増設し、現在1番・4番のりばを供用いしている快速・新快速を分離させる事で、ダイヤ上のボトルネックの解消と混雑緩和が図られます。
現地の様子です。従来の2面4線・2通過線のレイアウトが4面6線にバージョンアップしました!その為、全体を見通すと、駅の規模が格段に大きく感じました。
駅名票の様子です。JR西日本の新型の標準的な駅名票とは異なり、若干横長のタイプとなっています。
発車標の様子です。こちらは新大阪駅などと同じタイプで薄型大画面の3色LED タイプとなっています。鉄道他社ではフルカラーLEDが一般化しているのですが、JR西日本はホーム上の駅名票に頑なに3色のままなのが気になります・・・。大画面多段表示は3色でも確かに見やすのですが、ちょっとさみしい気もします。
上屋はシンプルな折板葺き。照明器具は直管形LEDユニットです。
ベンチの様子です。安全性向上の為に枕木方向に配置されています。
床材は階段、エスカレーター付近の一部がかKC工法(型枠式カラータイル工法)によるカラータイル張りとなっています。KC工法とは、透明性が良く、速硬化性のMMA樹脂液とカラー骨材、硬化剤を配合した「樹脂モルタル」を、型枠を貼り付けた下塗り材の上に塗り付け、硬化後、型枠を除去することで、石調、タイル調などに仕上がる工法です。初期のKC工法は「いかにも偽物」的な安っぽさが有りましたが最近では一瞬本物の石材と見間違えるほど質感が向上してきています。
橋上駅舎に繋がるエスカレーター付近の様子です。
階段付近の様子です。ホーム幅は、京都方面上りホームが4〜6m、大阪方面下りホームが5〜6mと結構狭いです。
階段の様子です。階段の床材は本物の石材でした。
エレベーターの様子です。
京都側の新快速専用ホームの様子です。この辺りは幅が6m有るため、かなり余裕を感じました。
一番狭い所は上りホームの大阪側。幅約4mに加え、昇降式ホーム柵がある為、実質は3.5mほどしか幅がありません。
新快速専用ホームの線路は基本通過線だったので、貨物列車や特急電車が超高速で通過して行きます。また12両編成の新快速の進入速度もかなりの早さです。その為、この昇降式ホーム柵は必須アイテムだった事が理解出来ました。
こちらは偶然ですが、新快速専用ホームを見て回ると、大阪方面ホームに光の回廊の様な場所を見つけました!
新西口改札までやってきました。
新西口改札は2通路の小さな改札口でした。
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https://www.constnews.com/?p=46608
〜【官庁】コンベンション施設や露天風呂を備えたホテルを建設/アベストコーポレーションを選定/高槻市のJR高槻駅前の市有地へのホテル誘致〜
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めちゃくちゃ進化して立派な駅に変貌しましたよね(^-^)
新快速用の新ホームは、この昇降式ホーム柵が本格採用された第一号となりました。そして今回のダイヤ改正では、関空特急「はるか」の一部列車が当駅にも停車するようになって、名実ともにJRにおける北摂地区を代表する駅へとさらに進化したものだと感慨深いです。
駅設備でいうと尼崎駅のほうが規模はデカいですが、乗降客数においては圧倒的に高槻駅のほうが多いそうですね。
他には将来、新快速停車駅に昇格するかもしれないといわれている茨木駅でも駅改良工事が本格化し、(仮称)総持寺駅の設置やすっかり綺麗になった岸辺駅など、JR京都線は進化し続けてように感じます。
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ふと思ったんですが床材やベンチにはかなり気を配っているのに頭上の造りは昔と変わっていませんね。
天井を張ればすっきりするだけでなく夏の屋根からの輻射熱も抑えられて快適性の向上に繋がると思うのですが。