おおさか東線 Jの新駅、衣摺加美北駅(きずりかみきたえき)(Kizuri-Kamikita)が2018年03月17日(土)に開業しました!同駅は、JR長瀬駅 と新加美駅の間は駅間距離が2.7kmと長いため、かねてから東大阪市が大阪市との市境付近に新駅設置を要望していた駅で、2011年3月には両市とJR西日本が新駅設置に合意、2018年に新駅を設置する事が決まりました。
衣摺加美北駅(きずりかみきたえき)の位置はこんな感じです。計画地は、既存の各線各駅から微妙に離れており、鉄道空白地域が解消される事になります。都市のエアスポットとも言える鉄道空白地帯の真ん中に新駅が誕生する事から周辺の事業所や住民の方々には朗報です。工事が進められてきた同駅は2018年03月17日に実施されたJR西日本のダイヤ改正に合わせて開業しました。
新駅開業特集2回目の今回は、ホーム上の設備を見て行きたいと思います。
衣摺加美北駅のホームは相対式の2面2線。既存の複線高架に横付けする形で駅が設置されました。
ホーム幅があまり広くない為、階段、昇り、降り、エレベーターがそれぞれ一直線上に並ぶ配置となっています。
ホーム幅はこんな感じです。衣摺加美北駅の乗降客数の予測は、1日4500人となっています。
エレベーターの様子です。
昇り方向のエスカレーターの様子です。
降り方向のエスカレーターの様子です。
待合室の様子です。JR西日本の待合室の外装は黒色塗装が多いですが、この駅ではシルバーとなっていました。
待合室の様子です。
内部の様子です。アフファルト舗装となっています。エアコンは家庭用ですね。
ホーム上屋付近の様子です。シンプルな折半屋根は化粧パネル無し、LED照明ユニット、防犯カメラ、鉄骨に直付された駅名票などコストミニマムな設計が見て取れます。
案内サインの様子です。
ホーム上の発車票です。3色LED、2段表示、アナログ時計一体型。近接案内表示有りです。
時刻表と路線図です。
衣摺加美北駅の見どころは、貨物列車が行き交う所ではないでしょうか。信号待ちで駅付近で停車する姿を観る事が出来ました。
都心にほど近い外環状線駅を長大編成の貨物列車が悠然と通過する姿は新鮮でした。
行き交う電車は103系6連の姿はなく、ウグイス色の201系体質改善車6連に統一(朝夕の直通快速の通過は除外)されました。あのベンチレーター付きのボロボロの103系が来ないだけで「都市近郊鉄道」としての体裁が整った感じがしました。
開業した衣摺加美北駅は乗降客1万人以下の予想となっている為、かなりコスト削減を意識した作りとなっています。普通電車のみが停車する小駅ですが、今後は地元密着型の駅として、鉄道空白地帯だった周辺エリアへの波及効果が期待されます。
いつも、膨大な取材に関心させられます!
このエネルギーは、どこから沸き起こるのですか?
そして、楽しく拝見させていただいております。
私は鉄道関連と地域開発・建物関連(竣工・開店情報など)が興味あり。
これからも、新情報よろしくお願いします。
取材ありがとうございます。
https://mainichi.jp/articles/20170927/k00/00m/040/050000c
乗車4500人ではなく、乗降で4500人のようですね。