
大阪・天満橋のランドマーク「OMM」の屋上に、これまでにないウェルネス空間が誕生します。
京阪建物は、一般開放されていなかったOMM屋上を活用したプライベートレンタルスペース「sora-to-ma(ソラトマ)」を、2026年10月2日に開業します。サウナや水風呂、リクライニングチェアを備え、1枠90分の完全貸切で利用できます。
公式資料では場所を「OMM屋上」としていますが、掲載写真の眺望方向や建物形状からみると、高層部の西側屋上とみられる区画が使われています。
眼前に広がるのは、大川と中之島、その先に連なる大阪都心の高層ビル群。サウナ施設でありながら、最大の商品は「水都大阪」の景観そのものといえそうです。
OMM屋上を90分貸切 サウナ・水風呂・外気浴を楽しむ新施設
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | sora-to-ma(ソラトマ) |
| 所在地 | 大阪市中央区大手前1-7-31 OMM屋上 |
| 受付・更衣室 | OMM20階 |
| 開業 | 2026年10月2日(金) |
| 営業日 | 金・土・日曜日、祝日 |
| 利用形態 | 完全予約制・1枠90分・完全貸切 |
| 料金 | 1枠税込11,000円~ |
| 設備 | サウナ、水風呂、リクライニングチェア、ヨガマット |
| アクセス | 京阪電車・Osaka Metro谷町線「天満橋駅」直結 |
| 予約サイト | 2026年9月1日頃公開予定 |
大規模な温浴施設ではなく、シンプルな設備と屋上空間を組み合わせた完全貸切型の施設です。
最大の魅力は「中之島から梅田へ連なる都市景観」
「sora-to-ma」の価値を大きく左右するのが、OMM屋上からの眺望です。京阪建物は公式資料で、「中之島から梅田へと連なる高層ビル群」を望む景観を「大阪有数の都市景観」と紹介しています。天満橋から西方向を見ると、大川と中之島、その先に北浜・淀屋橋・中之島の高層ビル群が重なり、さらに梅田へと都心景観が連続します。
川、橋、緑、建築物、高層ビルが一つの視界に収まる構図は、大阪らしい「水と都市」の関係を最も分かりやすく感じられる景観の一つです。また、超高層ビルの展望台ほど街から離れていないため、川面や橋、道路、建物の距離感が残ります。都市を俯瞰しながらも、街の立体感を失わないことがOMM屋上の強みです。
サウナや水風呂は、この景観を楽しむための装置と捉えた方が、施設の性格を理解しやすいでしょう。
なぜ屋上サウナなのか 眠っていた「ビルの余白」を活用

今回のプロジェクトは、京阪建物の若手社員による「一般開放されていないOMMの屋上を活用できないか」という発想から始まりました。
一方、歴史あるビルだけに、大規模な工事や設備投資には建築・設備面で制約があります。そこで採用されたのが、既存の屋上を大きく改変するのではなく、サウナや水風呂など比較的シンプルな設備を持ち込み、屋上そのものを商品化する方法でした。京阪建物も「広大な空と絶景を独り占めできる場所」を生かすことを企画の狙いとして説明しています。
構造を整理すると、
遊休屋上 × 都市景観 × 可搬式設備 × 完全貸切
という組み合わせです。
施設名の「sora-to-ma」にも、使われていなかったオフィスビルの屋上と、その上に広がる空との「間」を楽しんでほしいという意味が込められています。豪華な設備を付加するのではなく、既存空間の魅力を引き出すことがコンセプトです。
大規模投資を抑えながら、これまで使われていなかった屋上を収益資産へ転換する。既存ビルの「余白」や「眺望」を再評価するストック活用としても興味深い取り組みです。
料金は1枠11,000円から 狙いたいのは夕景から夜景の時間帯

利用料金は1枠90分・税込11,000円~。詳細な利用条件は、9月1日頃に公開予定の予約サイトで案内されます。
一般的なサウナ料金として見れば安くありません。
ただし、OMM屋上を完全貸切にし、中之島から梅田へ広がる都市景観を眺めながらサウナと外気浴を楽しめる「体験型レンタルスペース」と考えると、単純な温浴施設とは価格の意味合いが異なります。
特に魅力的なのは、夕方から夜にかけてでしょう。西の空が染まり、中之島から梅田の高層ビル群に徐々に灯りが入っていく。その変化を屋上のととのいチェアから眺められるのであれば、かなり印象的な体験になりそうです。
一般開放されていなかったOMM屋上が、まさかの「ととのいビュースペース」として活用されることになりました。料金や詳しい利用条件を確認した上で、ぜひ一度利用してみたい場所です。
出典
- 京阪建物株式会社「【大阪・天満橋】OMM屋上が開放! 空を見上げ 街を見下ろす貸切空間『sora-to-ma』オープン」
Visited 427 times, 427 visit(s) today

