JR西日本は2019年11月5日付けのニュースリリースで、梅小路京都西駅の設置に伴い2016年2月に廃線とした梅小路短絡線(山陰連絡線)を活用し、梅小路エリアの新名所として新たなにぎわいを創出するため、短絡線の廃線跡地の一部を整備し、週末ごとにテーマを定めた飲食・物販などの屋台を活用した実証実験「梅小路ハイライン」計画を実施しすると発表しました。
出展元:JR西日本>梅小路短絡線の廃線跡地を活用した実証実験について
高架上の鉄道廃線跡地に屋台ストリートが出現
実施場所は、梅小路京都西駅の西側 梅小路短絡線高架上約30メートルの区間です。実施期間は2019年11月23日から2020年9月末までで、土曜日・日曜日・祝日に不定期にて開催を予定しています。廃線区間の効果上に屋台4台を設置し、週末ごとにテーマを定めて飲食・物販などが実施されます。
主催者はJR西日本と京都市、株式会社Replace
出展:https://www.replace-inc.com/
主催者はJR西日本・京都市、遊休地と屋台による開業支援をマッチングするサービスを提供している「Replace」がイベントをプロデュースする予定です。Replace社は「人の為に、場所の価値を創造する。」をミッションとする企業で屋台による開業支援と遊休スペースをマッチングさせるサービス『STAND3.0』を展開しています。出店場所の確保から食材加工のキッチン提供、屋台の貸出まで、開業に関わる全てをサポートし、遊休地不動産オーナーには新たな収入源とまちのにぎわいを創出するサービスを提供する企業です。
クラフトビール・日本酒・ワイン+あったかフード
「梅小路ハイライン」では季節にあった食べ物、各回のテーマに合わせた飲み物が提供されます。第1期となる最初の1ヶ月は「梅小路ハイライン・オープニングマンスリーイベント」が開催されます。毎週土日の午前11時~午後5時の時間帯に、温かいフードとクラフトビールや日本酒、ワインが週替わりで提供されます。第2期以降の時期および実施内容は、決定次第お知らせするとの事。JR西日本は実証実験の効果検証等を踏まえ、本格的な活用方法を検討するとしています。
ハイラインって何?
Photo: Shutterstock.com
ハイライン(High Line)はニューヨーク市にある空中公園で、ニューヨーク・セントラル鉄道のウエストサイド線の廃線跡の高架部分、約2.3kmを転用して整備されました。高さは約9ほどあり、マンハッタンの空中散歩が楽しめる為、多くの人々で賑わっています。「梅小路ハイライン」計画は、規模は全く違いますが、ニューヨーク市の「ハイライン」を参考にしていると思われます。
優等列車の遅延が頻繁しているので避難線として残して欲しかったのですが、観光公害を防ぐ為でもあるのでしかたありませんね。
ハイライン自体がパリのバスチーユ高架橋(プロムナード・プランテとヴィアデュック・デ・ザール)を参考にしたものですが、コピーの方が有名になりましたね。
)終点近くにはシタディーンバスチーユ 一1泊@12,000~もあります。)
パリ高架橋をモチーフとした横浜桜木町跡の高架橋も社会実験が行われて、権利関係の調整に見通しがつけばプロムナード化されるそうですが、今は雑草生えまくりでハイライン状態です。完了時には桜木町ハイラインになるかも。 (ハイラインは廃墟時の雑草を植生として保存)
東京の方では東京高速道路(KK線)の地下化にあわせて緑化して銀座ハイライン構想が検討されています。
https://www.kensetsunews.com/archives/380006
船場センタービルと違ってKK線は本来大型車が通れる強度がないんですよね。
ユニークな取り組みですよね(^_^)
既存の施設をどんどん有効活用してほしいです!