大阪府・市が、ベイエリアの夢洲に誘致を目指している、カジノを含むIR・統合型リゾート。中国のマカオを中心にIR事業を展開している「メルコリゾーツ&エンターテインメント」は2019年1月15日に大阪市内で会見を行い、ローレンス・ホー会長が、「シティ・オブ・フューチャー」と名付けたコンセプトを発表しました。総事業費は100億米ドル(約1兆円)超を見込んでおり、同社として世界最大規模の施設になります。また、大阪でのIR開発が実現すれば、本社機能を大阪に移す計画も明かしました。
※JUNKさん、匿名大阪市民さん、他SNSのDM等で情報をいただきました、ありがとうございました!MGMに続いてメルコもラブコール。夢洲に複数業者を誘致できれば凄いけど、1認定につき1業者しばりとかあるのかな?
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) January 15, 2019
香港メルコ、大阪IRに1兆円を投資 同社で世界最大規模の施設に:日本経済新聞 https://t.co/XWy78f2s6x
メルコが描く大阪IRのテーマは「未来の街」。「先進技術や近代的な建築と、歴史・伝統が共存している」日本の特徴から着想を得たとの事。施設の総面積や各種設備の具体的な配置は今後詰める予定ですが、おおまかには高層階にホテル、中層階に商業施設、低層階にカジノを想定しています。

メルコが展開する他のIR施設とはかなり毛色の違うテイストで描かれた大阪IRのコンセプト画像。ケバケバしさを排し未来的でオーガニックなイメージとなっています。
メルコが展開するマカオのIR「スタジオシティ マカオ(STUDIO CITY MACAU)」

スタジオシティ マカオ(STUDIO CITY MACAU)は、「映画の世界」をテーマにしたエンターテインメントとレジャーの複合施設です。IR施設が多いコタイ地区に、32億米ドル(日本円換算:約3900億円)の費用を投じ2015年10月にオープンしました。

スタジオシティは、カジノを中心にしたレジャー施設が多いマカオの中で、ファミリー層をターゲットとしたエンターテインメントやレジャーを提供している点が特徴です。「ワーナー・ブラザーズ・ファンゾーン」や、8の字型観覧車「ゴールデン・リール(Golden Reel)」、世界的イリュージョニスト「フランツ・ハラレー」プロデュースの常設型マジックアトラクションザ・ハウス・オブ・マジック(The House Of Magic)、アクション満載の4Dフライト・シミュレーション・ライド「バットマン・ダークフライト」などなど。この施設の投資額は32億米ドル(日本円換算:約3900億円)なので、その2倍以上の「100億米ドル」を投資するという大阪IRの凄さが想像できます。



