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富山駅付近連続立体交差事業ー新設計された中央コンコースは天井が高くて開放的!


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富山駅付近連続立体交差事業は北陸新幹線建設工事に伴い富山駅付近を高架にする連続立体化事業です。この事業により、北陸本線・高山線の約1.8km、富山地方鉄道本線の約 1.0kmが高架化されます。

以前から追跡取材を続けてきた富山駅の高架化事業ですが、2015年3月14日の北陸新幹線の金沢延伸開業に伴い大きな節目を迎えました。

【概要】
1、対象路線:JR北陸本線・高山本線/富山地方鉄道本線
2、事業延長:JR線 約1.8km,富山地方鉄道線 約 1.0km
3、事業期間:平成17年度~平成28年度
4、事業費:約250億円

【引用元】
→富山県:富山駅付近連続立体交差事業について

 

【過去記事】
富山駅付近連続立体交差事業ー高架化された「あいの風とやま鉄道線」上り線とJR高山本線の状況
富山駅付近連続立体交差事業ーついに開業した北陸新幹線富山駅!
富山駅付近連続立体交差事業ー新設計された中央コンコースは天井が高くて開放的!
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3回目となる高架化された富山駅のレポートですが、今回は駅の顔とも言える中央コンコースの様子をご紹介したいと思います。コンコースに入った瞬間に「うぉぉおおおお!!!!」という感嘆する声を上げてしまいました!何ですかこ広大な空間は!ホンマにここは富山駅!?本当に「以前の姿を知っている人」、特に新幹線の工事が始まる前の旧駅舎時代を知っている人が見ると悶絶モンの変貌振りです。


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以前ご紹介した金沢駅のリニューアルされた中央コンコースも相当のモノでしたが、金沢駅は在来線の既存の高架に高さを「なるべく」合わせる設計だったので開放感という意味では今ひとつの所がありました(全体の出来栄えは最高レベルですが)。対して富山駅は完全に最初から新・在共に高架化工事が行われたので、この様な贅沢な空間を作る事が出来たのではないでしょうか。

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高架をささえる柱の様子です。県内産の木材を用いた化粧パネルとデジタルサイネージの組み合わせです。天井付近に設けられたLEDのダウンライトがいい感じで柱を照らしています。


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おっ!と思ったのが、このエレベーター。ケーブルの無い透明な箱が上下していました。エレベーターは油圧式で、EV特有の昇降路がない為、非常に開放感のある造りになっています。金沢21世紀美術館のテレスコ式のエレベーターは有名ですが、駅で見たのは初めてです。デザイン性を優先した設計ですね。

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こちらは中央コンコースを新幹線改札口側から見通した様子です。写真奥には市内電車の富山駅見えています。


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最後は市内電車富山駅付近にある2階の休憩スペースから見たコンコース全体の様子です。中央部には天井部に取り付けられた照明演出も見られます。金沢駅も立派になりましたが、富山駅は全く異なったアプローチで、これまた物凄い駅舎が誕生しました。


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