リニューアル工事中の御堂筋フロントタワーの状況 19.02


米不動産投資顧問会社、ラサール・インベストメント・マネージメントは、長らく空きビルになっていた「御堂筋フロントタワー」を購入しました。このビルは、旧・大阪東映会館跡地に建設された地上20階、地下1階、延べ18000千㎡のオフィスビルビルで2010年に竣工しました。ラサール・インベストメント・マネージメントは、20118年10月下旬から改装を行い、2019年の初めに改装を終え開業させる予定でしたが、若干遅れている様です。

 

【2019年初頭開業】改装される御堂筋フロントタワーの状況 18.10



【2019年初頭開業】改装される御堂筋フロントタワーの状況 18.10



 

 

 

 


ビルの周囲は背の高い仮囲いで囲まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 


御堂筋側にあるメインエントランス付近の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 


東側から見上げた様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 


今CBREによると、2018年度Q4の大阪のオールグレード空室率は1.7%で、同社の調査開始(1993年)以来の最低値を更新したとの事です。旺盛な新規開設や拡張ニーズに対して深刻な受け皿不足が続いていいる状況で、オールグレード賃料は対前期比+2.1%の12,690円/坪、グレードA賃料は対前期比+0.8%の23,850円との事です。グレードA空室率は対前期比+0.1ポイントの1.0%。既存ビルではテナントの受け皿がほとんどない状況が続いています。御堂筋フロントタワーは、極端に受給バランスが崩れた大阪都心部にとっては「恵みの雨」にしては小粒過ぎますが、貴重な新規供給となりそうです。

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